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J-GLOBAL ID：201002292110105189   整理番号：10A0866834

糖尿病性網膜症及び代謝性メモリ現象発育におけるヒストンアセチル化の役割

Role of Histone Acetylation in the Development of Diabetic Retinopathy and the Metabolic Memory Phenomenon

著者 (2件)： ZHONG Qing (Wayne State Univ., Michigan) ,  KOWLURU Renu A. (Wayne State Univ., Michigan)
資料名： Journal of Cellular Biochemistry  (Journal of Cellular Biochemistry)
巻： 110  号： 6  ページ： 1306-1313  発行年： 2010年08月15日 
JST資料番号： D0326B  ISSN： 0730-2312  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 高血糖症は糖尿病性網膜症の主要な決定基であると考えられているが,高血糖症が終了しても網膜症の進行は停止に抵抗性を示し,代謝的記憶現象を示唆する。糖尿病性網膜症及び代謝的記憶のラットモデルとして,ストレプトゾトシン誘導12月血糖コントロール不良(PC,糖化ヘモグロビン,Ghb>11%)或いは良い血糖コントロール(GC,GHb<6%)12月,または6月PCで更に6月GCのラットで,ヒストンのアセチル化を比較解析した。高血糖症は網膜及び毛細血管細胞のヒストンデアセチラーゼ(HDAC)を活性化し,HDAC1,2,8遺伝子発現を70-90%増加させた。ヒストンアセチルトランスフェラーゼ(HAT)活性は抑制され,ヒストンH3のアセチル化は正常以下となった。糖尿病誘導直後に良い血糖コントロールを開始させると,HDACの活性化及びHATの阻害は抑制され,PC-GC群動物における各種パラメーターに対する良い血糖コントロールの効果は血糖コントロール維持のため投与した高いインシュリン用量により影響を受けないこと,糖尿病患者に対する初期の,維持された良い血糖コントロールの重要性を示唆した。

シソーラス用語： *糖尿病性網膜症 ,  *アセチル化 ,  記憶 ,  高血糖症 ,  患者管理 ,  低血糖症 ,  ヘモグロビン ,  ヒストンデアセチラーゼ ,  アセチルトランスフェラーゼ ,  網膜 ,  インスリン
準シソーラス用語： インシュリン ,  ヒストンアセチルトランスフェラーゼ ,  *ヒストンアセチル化 ,  血糖コントロール ,  血糖コントロール不良 ,  糖化ヘモグロビン

分類 (2件)： 代謝異常・栄養性疾患一般  (GD05010J) ,  眼の疾患  (GP03000U)

タイトルに関連する用語 (6件)： 糖尿病性網膜症 ,  代謝 ,  現象 ,  発育 ,  ヒストンアセチル化 ,  役割