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J-GLOBAL ID:201002292146243529   整理番号:10A1142089

ラタン,ゴム,アブラヤシに対する焼畑民の選好-インドネシア・東カリマンタン州ベシ村を事例として-

Preference of Swiddenners to Rattan, Rubber, and Oil Palm: Based on the Evidence from Besiq Village, Indonesia’s Province of East Kalimantan.
著者 (3件):
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巻: 92  号:ページ: 247-254  発行年: 2010年10月01日 
JST資料番号: F0858A  ISSN: 1349-8509  CODEN: NSGICL  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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ラタン,ゴム,アブラヤシは熱帯地域原産の生産物であり,先行研究ではもっぱら生態的,経済的側面が分析されてきた。本研究はラタン,ゴム,アブラヤシを焼畑民の視点から比較し,彼らの認識と生計戦略を明らかにすることを目的とする。ラタンとゴムを比較すると「労働に対する収益性」の高さからゴム生産が現金収入源として選択されつつも,利用用途の多さなどの「融通性」の高さからラタン生産も維持されていた。ラタン・ゴムとアブラヤシを比較すると,アブラヤシ生産は「融通性」と「自律性」の低さが懸念される一方で,「労働に対する収益性」に期待が寄せられていた。そのため,アブラヤシ農園開発は村上流の未利用地では受容されるが,村周辺の慣習的私的所有地では拒否された。村人は,ラタン,ゴムの長短所を組み合わせ,リスクを回避しながらアブラヤシを導入するという「寄木細工」生計戦略を採っていたのである。(著者抄録)
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分類 (2件):
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森林経営・経理  ,  林産物一般 
引用文献 (21件):
  • Belcher, B. Rujehan, Ndan Imang, and Ramadhani Achdiawan (2004) Rattan, rubber, or oil palm: Cultural and financial considerations for Farmers in Kalimantan. Econ. Bot. 58 (Supplement) : S77—S87.
  • Departmen Pertanian (2007) Program Revitalisasi Perkebunan (Kelapa Sawit, Karet dan Kakao). Direktorat Jenderal Perkebunan, Jakarta, 2 Maret.
  • de Jong, W. (2001) The impact of rubber on the forest landscape in Borneo. In Agricultural technologies and tropical deforestation. Angelsen, A. and Kaimowitz, D. CABI Publishing, 367—381.
  • Dove, M.R. (1993) Smallholder rubber and swidden agriculture in Borneo : A sustainable adaptation to ecology and economy of tropical forest. Econ. Bot. 47: 136—147.
  • Dove, M.R. (1986) Plantation development in West Kalimantan II: The perception of the Indigenous population. Borneo Res. Bull. 18 (1) : 3—27.
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