文献

J-GLOBAL ID：201002292209077446   整理番号：10A0335650

真菌類の作用により調製した銀ナノ粒子が綿布に及ぼす抗微生物作用

Antimicrobial effect of silver nanoparticles produced by fungal process on cotton fabrics

著者 (4件)： EL-RAFIE M.h. (Textile Res. Div., National Res. Centre, Dokii, Cairo, Egypt) ,  MOHAMED A.a. (Microbiology Dep., National Res. Centre, Dokii, Cairo, Egypt) ,  SHAHEEN Th.i. (Textile Res. Div., National Res. Centre, Dokii, Cairo, Egypt) ,  HEBEISH A. (Textile Res. Div., National Res. Centre, Dokii, Cairo, Egypt)
資料名： Carbohydrate Polymers  (Carbohydrate Polymers)
巻： 80  号： 3  ページ： 779-782  発行年： 2010年05月05日 
JST資料番号： E0961A  ISSN： 0144-8617  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 真菌Fusarium solaniに由来するバイオマス濾液を利用したナノバイオテクノロジーを用いて銀ナノ粒子のコロイドを調製した。最低でも54ppmの銀ナノ粒子を含有する仕上剤を調製し,結合材料を使用して,あるいは使用しないで綿布に塗布した。仕上処理した布の走査電子顕微鏡によるキャラクタリゼーションも行った。銀ナノ粒子をベースにした抗細菌仕上の効果と耐久性を測定した。仕上剤は処理した綿のフィブリル/繊維表面への堆積物として存在していた。綿布の抗細菌仕上の効率を細菌の減少%で表すと,Staphylococcus aureus及びEscherichia coliの場合にはそれぞれ,97%及び91%であった。20回洗濯すると,これらの数値は53%及び48.7%に低下した。この問題は仕上剤中に結合剤料を組込むことにより解決することができた。この条件下では,20回洗濯した後でも細菌減少率が94%及び85%の抗細菌綿布を得ることができた。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *銀 ,  ナノ粒子 ,  コロイド ,  Fusarium ,  バイオマス ,  ナノテクノロジー ,  バイオテクノロジー ,  *綿布 ,  仕上 ,  *抗細菌作用 ,  粒度分布 ,  紫外可視吸収スペクトル ,  電子顕微鏡写真 ,  透過型電子顕微鏡 ,  走査電子顕微鏡
準シソーラス用語： Fusarium solani

分類 (3件)： 無機化合物一般及び元素  (CD01010D) ,  助剤とその試験  (YM06020U) ,  微生物の生化学  (EG03020N)

タイトルに関連する用語 (5件)： 真菌類 ,  調製 ,  銀ナノ粒子 ,  綿布 ,  抗微生物作用