抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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オカラの利用を図るためには生オカラでの家畜の給与も活用すべきであるが,夏の変敗や平衡給与のためには短期間の保存が必要である。最も容易と思われる嫌気保存の際に乳酸菌を添加した場合の保存性について検討した。嫌気保存したオカラに乳酸菌添加しても菌数の動きに大きな違いはなく,添加・無添加に関わらずpHの低下で他の菌の増殖を抑制していた。しかしpHでは,無添加ではpH5までしか低下しなかったが,乳酸菌添加によりpH4.0近くまで大きく低下し,その後のpHの上昇も10日目まで認められなかった。官能検査でも乳酸菌添加により7日目まで安定していた。以上のことから,オカラを嫌気保存する際は,乳酸菌添加により37°Cの環境下でも1週間程度は安定した保存性が確認された。(著者抄録)