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J-GLOBAL ID：201002292496962897   整理番号：10A0181025

北海道・東北地方を原産地とする黒曜石の定量・定性分析-黒曜石製遺物の原産地推定に関わる研究-

著者 (4件)： 金成太郎 (明治大 文化財研究施設) ,  杉原重夫 (明治大 文) ,  長井雅史 (明治大 文化財研究施設) ,  柴田徹 (明治大 文化財研究施設)
資料名： 考古学と自然科学  (Archaeology and Natural Science)
号： 60  ページ： 57-81  発行年： 2010年02月04日 
JST資料番号： L5486A  ISSN： 0288-5964  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 黒曜石製遺物を分析し,原産地を推定することは,石器時代における「人」と「物」の交流を解明する上で欠かせない要素である。原産地推定に先立ち,北海道・東北地方の黒曜石産出地で採集した原石試料の定量分析を行い,定性分析結果と比較した。紹介した数例からだけでも,北海道・東北地方の黒曜石の流通は非常に複雑で,分布範囲も広いことが明らかであるが,定量的に扱うことができるデータは少ない。データの蓄積と分析精度の向上を図って北海道・東北地方の黒曜石原産地につき,時空間的な流通の解明が必要である。より考古学と一体となった分析方法の確立が望まれる。

シソーラス用語： 考古学 ,  *推定 ,  *黒曜岩 ,  *北海道 ,  *東北地方 ,  時期 ,  *遺跡 ,  定量分析 ,  定性分析 ,  データ蓄積 ,  精度 ,  蛍光X線分析 ,  コミュニケーション
準シソーラス用語： *産地推定 ,  *黒曜石 ,  石器時代 ,  *遺物 ,  解析精度 ,  社会的交流

分類 (2件)： 鉱物・岩石・鉱石の物理分析  (CC03090Y) ,  分光分析  (CC03012W)

引用文献 (122件)：

• 青森県農林水産部農村整備課 2004『土地分類基本調査「川原平」(5万分の1)』, 35p.
• 青森県農林部土地改良第一課 1987『土地分類基本調査「五所川原」(5万分の1)』, 47p.
• 赤松守雄・本吉春雄・右代啓視 1996「オホーツク海底上で採集される黒耀石礫とその意義」北海道開拓記念館研究紀要, 24, pp. 9-16.
• 旭川市博物館 2003『黒曜石展-産地を巡って-』第36回企画展, 61p.
• 阿部芳郎・杉原重夫・金成太郎・望月明彦 2008「千葉県松戸市和名ヶ谷溜台遺跡出土黒曜石製遺物の産地推定」松戸市文化財調査報告 和名ヶ谷溜台遺跡 第1地点発掘調査報告書, 43, pp. 73-76.

タイトルに関連する用語 (9件)： 北海道 ,  東北地方 ,  原産地 ,  黒曜石 ,  定量 ,  定性分析 ,  遺物 ,  推定 ,  研究