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J-GLOBAL ID:201002292516787620   整理番号:10A0459475

5f電子は有機アクチニドの反応性において本当に活性なのか? DFT研究からの若干の洞察

Are 5f Electrons Really Active in Organoactinide Reactivity? Some Insights from DFT Studies
著者 (4件):
資料名:
巻: 11  号:ページ: 990-994  発行年: 2010年04月06日 
JST資料番号: W1265A  ISSN: 1439-4235  CODEN: CPCHFT  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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核廃棄物再処理の問題に主として関係するアクチニド化学は,その元素の取扱いの複雑さと実験的取扱いの高度安全性条件により実験的研究は限られている。そのため,近年理論的研究がアクチニド含有分子の構造と反応性の表現に能力を発揮しているが,有機アクチニド錯体などの知見は少い。アクチニドでは,ランタニドの4f軌道と異なり,5f軌道が結合に役割を果たし,アクチニルイオンが生成する。最近のDFT法のアクチニドへの適用性の動向に応じて,Cp2AnMe2(An=U,Np,Pu)のDFT最適化幾何学構造のCASSCF単一点計算を行った。そのメタン,エタンとの反応をDFT法(B3PW91関数)で計算し,Gibbs自由エネルギー分布からC-H活性化における活性化エネルギー障壁を両法(5f電子の陽ないし陰関数処理)で決定した。メタンのC-H活性化の場合,4.7kcal/mol(U),9.9(Np),14.9(Pu)の値を得た。各元素の大核,小核計算による幾何学から,アクチニド含有錯体によるメタン,エタン挿入における各C-H活性化の遷移状態を比較した。反応エネルギー経路の大核,小核計算の一致から,5f電子は有機アクチニド錯体の反応性で不活性であるとした。
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
第3族元素の錯体  ,  分子の電子構造  ,  その他の有機化学反応  ,  物理化学一般その他 

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