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J-GLOBAL ID：201002292580827938   整理番号：10A0469207

デンドリマ中のレドックス活性分子としてのフェロセン誘導体の制御下貯蔵

Controlled Storage of Ferrocene Derivatives as Redox-Active Molecules in Dendrimers

著者 (7件)： OCHI Yousuke (Keio Univ., Yokohama, JPN) ,  SUZUKI Mana (Keio Univ., Yokohama, JPN) ,  IMAOKA Takane (Keio Univ., Yokohama, JPN) ,  MURATA Masaki (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  NISHIHARA Hiroshi (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  EINAGA Yasuaki (Keio Univ., Yokohama, JPN) ,  YAMAMOTO Kimihisa (Keio Univ., Yokohama, JPN)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 132  号： 14  ページ： 5061-5069  発行年： 2010年04月14日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： デンドリマが有するナノ空間はナノカプセル薬物,ナノ粒子,電子材,金属イオンなどの封じ込めに好適であり,樹状のポリフェニルアゾメチン(DPA)はフェロセニウムをカプセル封じすることができた。紫外可視吸収スペクトルによれば,フェロセニウムヘキサフルオロホスファート(FcPF6)はDPAのイミンと錯体を形成し,DPAの第一層および第二層は6当量のフェロセニウムを捕集した。⁵⁷Feメスバウアー分光法,エレクトロスプレイイオン化質量分析,サイクリックボルタンメトリーおよび蛍光分析を用いて,錯体形成を調べた。フェロセンのみでなくオリゴフェロセンも錯体を生成した。フェロセンのレドックス性を利用した捕捉/放出の電気化学スイッチング作用においてビフェロセンが最も好適であった。トリフェロセンは第4世代デンドリマー中に捕捉され,薄膜に加工して混合原子価電荷移動吸収帯を示した。この錯体は赤外応答物質としての応用可能性がある。

シソーラス用語： *デンドリマ ,  *ポリアゾメチン ,  *フェロセン誘導体 ,  Moessbauerスペクトル ,  紫外可視吸収スペクトル ,  エレクトロスプレイイオン化質量分析 ,  サイクリックボルタンメトリー ,  蛍光分析 ,  錯体生成 ,  *スイッチング ,  *カプセル封じ ,  空間 ,  ナノ空間 ,  *ポリフェニルアゾメチン
準シソーラス用語： フェロセン類

分類 (2件)： 有機鉄化合物  (CF09056D) ,  高分子固体のその他の性質  (CG02025L)

タイトルに関連する用語 (4件)： デンドリマ ,  レドックス ,  フェロセン誘導体 ,  貯蔵