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J-GLOBAL ID：201002292648442649   整理番号：10A0745197

細胞外Mg²⁺による遮断低下は遊走表現型をモデル化する小脳顆粒ニューロンにおけるNMDA受容体活性化に寛容である

Reduced blockade by extracellular Mg²⁺ is permissive to NMDA receptor activation in cerebellar granule neurons that model a migratory phenotype

著者 (4件)： GERBER Adam M. (SUNY Upstate Medical Univ., New York, USA) ,  BEAMAN-HALL Carol M. (SUNY Upstate Medical Univ., New York, USA) ,  MATHUR Anjili (SUNY Upstate Medical Univ., New York, USA) ,  VALLANO Mary Lou (SUNY Upstate Medical Univ., New York, USA)
資料名： Journal of Neurochemistry  (Journal of Neurochemistry)
巻： 114  号： 1  ページ： 191-202  発行年： 2010年07月 
JST資料番号： B0504B  ISSN： 0022-3042  CODEN： JONRA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ラット新生児由来の初代小脳顆粒ニューロン(CGN)におけるNMDA受容体(NMDAR)応答の成熟を検討した。CGNは生理的濃度に近いKClで培養した。CGNの2~4日培養で,in vivo遊走表現型と類似した増殖マーカーを発現し,NMDARとCaMキナーゼを必要とするCREBリン酸化量を維持した。CGN欠如シナプスでは,Mg²⁺によるNMDARの遮断効果が低く,遊走CGNにおけるNMDARは環境Mg²⁺(0.75mM)によって効果的に遮断されなかった。遊走CGNはシナプス結合CGNに比して,より脱分極した静止電位と増大した抵抗を維持していた。遊走DGNにおけるNMDA仲介Ca²⁺流入はMg²⁺(0.75mM)によって効果的に遮断されなかった。CGN遊走はNMDAR拮抗薬のMK-801によって遅延したが,AMPAR拮抗薬のNBQXでは変化しなかった。これらの結果から,未熟CGNはMg²⁺遮断に対するNMDARの感受性を低下させることが示唆された。

シソーラス用語： ラット ,  ニューロン ,  NMDA受容体 ,  CaMキナーゼ ,  *小脳 ,  CRE結合タンパク質 ,  培養細胞 ,  脱分極 ,  流入量 ,  AMPA受容体 ,  マグネシウム ,  シナプス ,  静止電位 ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸 ,  ホスホン酸 ,  アミノカルボン酸 ,  第一アミン ,  スルホン ,  窒素複素環化合物 ,  フェノール類 ,  カルボアミド ,  スルホン酸エステル ,  芳香族縮合化合物 ,  第二アミン ,  架橋化合物 ,  ラクトン ,  フタリドイソキノリンアルカロイド
準シソーラス用語： カルシウム流入 ,  小脳顆粒細胞

分類 (1件)： 中枢神経系  (EJ12030F)

物質索引 (4件)： AP-5 ,  KN-62 ,  MK-801 ,  ビククリン

タイトルに関連する用語 (7件)： 遮断 ,  遊走 ,  表現型 ,  モデル化 ,  小脳顆粒ニューロン ,  NMDA受容体 ,  活性化