文献

J-GLOBAL ID：201002292701042259   整理番号：10A0421379

アミロイドゲル インスリンの線維状網目構造体の形成の際の弾性の早期出現

Amyloid Gels: Precocious Appearance of Elastic Properties during the Formation of an Insulin Fibrillar Network

著者 (5件)： MANNO Mauro (Inst. of Biophysics at Palermo, Italian National Res. Council, Palermo, ITA) ,  GIACOMAZZA Daniela (Inst. of Biophysics at Palermo, Italian National Res. Council, Palermo, ITA) ,  NEWMAN Jay (Union Coll., New York) ,  MARTORANA Vincenzo (Inst. of Biophysics at Palermo, Italian National Res. Council, Palermo, ITA) ,  SAN BIAGIO Pier Luigi (Inst. of Biophysics at Palermo, Italian National Res. Council, Palermo, ITA)
資料名： Langmuir  (Langmuir)
巻： 26  号： 3  ページ： 1424-1426  発行年： 2010年02月02日 
JST資料番号： A0231B  ISSN： 0743-7463  CODEN： LANGD5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 蛋白質の自己集合挙動との関連などに注目し,インスリンアミロイド線維状網目構造体の形成について,光散乱,レオロジー特性及び速度論的な測定により検討した。子ウシのインスリンの酢酸水溶液中での温置(70°C)では線維が生成し,その形成の速度論的な機構は,初期の誘導期(オリゴマ,原線維の生成,核の集合)に続いて線維の伸長,肥大化,大型集合体生成,凝集,ゲル化などが長い時間範囲にわたって生じる(粘度が逐次的に増加)。特に,誘導期では弾性の発現が認められ,初期の原線維の核形成と交絡的な伸長の後に大型集合体(線維の直径:<30nm,長さ:数μm)からなるゲル状網目構造体が生成するものと推測した。

シソーラス用語： *アミロイド ,  *ゲル ,  ネットワーク構造 ,  弾性 ,  弾性線維 ,  速度論 ,  粘度 ,  インスリン
準シソーラス用語： インシュリン ,  *アミロイド線維 ,  網目構造体

分類 (2件)： ペプチド  (CF10080G) ,  蛋白質・ペプチド一般  (EB03010N)

タイトルに関連する用語 (4件)： インスリン ,  網目構造体 ,  弾性 ,  早期