中国における酪農製品のトレーサビリティへの消費者動向の分析

ZHOU Hui; NANSEKI Teruaki; HOTTA Kazuhiko; SHINKAI Shoji; XU Yi

文献

J-GLOBAL ID：201002292766279728 整理番号：10A0281895

中国における酪農製品のトレーサビリティへの消費者動向の分析

Analysis of Consumers’ Attitudes toward Traceability System on Dairy Products in China

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資料名：
巻： 55 号： 1 ページ： 167-172 発行年： 2010年02月26日
JST資料番号： S0238B ISSN： 0023-6152 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：英語 (EN)

中国における酪農産業は大きな可能性を持っている。しかし,最近の中国での畜産分野で起こった食品の安全性の問題は,食品購入における消費者の信頼に悪い影響を与えた。消費者が購入する食品の情報提供としてトレーサビリティシステムは一つの方法である。この研究ではトレーサビリティシステムへの消費者動向を分析した。選択モデル法は,人々が非市場財,つまり乳製品へのトレーサビリティの表示についてどのような種類の情報が重要な決定要因であるかを調べる手段である。データの解析には条件的ロジットモデルを用いた。結論として,中国の多くの消費者はトレーサビリティシステムには馴染んではいない。しかし,大部分の消費者はトレーサビリティシステムを受け入れ,トレーサビリティシステムのミルクに余分のお金を支払う気持ちは持っている。消費者は動物医薬品,特に抗生物質の使用記録情報に関心があり,この情報の入手にもっと支払をしてもよいと考えている。このような情報が提供されれば消費者が購入する食品への信頼性は高まるだろう。トレーサビリティシステムは生産物の情報提供の方法となりうるし,情報の非対称を避けることができ,消費者の信頼性の回復を助けるであろう。(翻訳著者抄録)

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酪農製品一般

引用文献 (17件)：

Adamowicz W., J. Louviere and J. Swait 1994 Combining Revealed and Stated Preference Methods for Valuing Environmental Amenities. Journal of Environmental Economics and Management 26: 271-292
Adamowicz W, J. Louviere and J. Swait 1998 Introduction to Attribute Based Stated Choice Methods. Report to NOAA Resource Valuation Branch, Damage Assessment Centre
Bateman, I. J et al. 2002 Economic Valuation with Stated Preference Technique: A Manual. Edward Elgar. United Kingdom, p.458
Chinahighlights 2009 available at http://www.chinahighlights.com/beijing/map.htm
Dickinson, D. L. and D. Bailey 2002 Meat Traceability: Are US Consumer Willing to Pay for It? Journal of Agricultural and Resource Economics, 27: 348-364

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