抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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コヒーレント光周波数領域反射計(C-OFDR)は,比較的短い距離を極めて高い空間分解能(<1mm)で測定できる反射計として開発され,主に光デバイスの診断に利用されている。最近著者らは,C-OFDRを改良して,距離レンジの拡大を図り,~20kmにわたってcmレベルの空間分解能を実現する技術の開発に取り組んできた。これは,レーザ光のコヒーレンスの有限性によって生じるビート周波数の揺らぎを,別に設けた参照干渉計でモニタすることによって補正する技術を用いている。これにより,レーザのコヒーレンス長をはるかに超えた測定距離を実現できた。その結果,従来の技術では実現不可能であったファイバ網をカバーする測定距離と,cmレベルの空間分解能とが両立できる。本稿では,これによって,通信網の保守運用において可能となる新たな応用について紹介する。