文献

J-GLOBAL ID：201002292873318779   整理番号：10A0213279

代替廃水処理システムの包括的ライフサイクルインベントリ

Comprehensive life cycle inventories of alternative wastewater treatment systems

著者 (4件)： FOLEY Jeffrey (Advanced Water Management Centre, The Univ. of Queensland, St Lucia 4072, AUS) ,  DE HAAS David (Advanced Water Management Centre, The Univ. of Queensland, St Lucia 4072, AUS) ,  HARTLEY Ken (Ken Hartley Pty Ltd, Unit F1c, 235 Forest Lake Boulevard, Forest Lake 4078, AUS) ,  LANT Paul (Advanced Water Management Centre, The Univ. of Queensland, St Lucia 4072, AUS)
資料名： Water Research  (Water Research)
巻： 44  号： 5  ページ： 1654-1666  発行年： 2010年03月 
JST資料番号： B0760A  ISSN： 0043-1354  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 最近数十年にわたって,下水処理場(WWTP)への環境規制は局地水路の保全のために厳しい栄養除去を求める傾向になっている。しかし,そのような規制はWWTPへの明らかな改良を伴う他の環境影響を無視している。本報告は,種々の廃水処理シナリオ(6種のプロセスおよび9種の処理基準をカバーしている)において消費される資源と生成する排出のライフサイクルインベントリを定量的に示した。インベントリは,インフラ資源,運転エネルギー,直接温室効果ガス(GHG)排出,および化学的消費が,特に総窒素<5mgN L^-1の排出基準で窒素除去の増加とともに一般的に増加することを示した。同様に,インフラ資源および化学的消費はリン除去の増加とともに急速に増加して,運転エネルギーおよび直接GHG排出は大きな影響を受けなかった。これら傾向は局地放流水域品質の改善に対する環境の悪影響のトレードオフを示した。しかし,WWTPsにおけるリン除去の増加は資源回収と農業用地へのバイオソリッド適用による再利用を増加する機会ともなっている。本研究は,バイオソリッドが合成肥料を代替えする所で,環境悪影響トレードオフが土壌への重金属排出を増すことで生じることを明らかにした。これら正負環境トレードオフの分析により,さらなるライフサイクル影響評価と競合する環境コストおよび経済効果の本質的な主観的重み付けが必要であることを示した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *環境管理 ,  システム ,  廃水処理 ,  除去 ,  下水処理施設 ,  汚染規制 ,  法規制 ,  エネルギー消費 ,  温室効果ガス ,  排出量 ,  脱窒素 ,  脱リン ,  重金属汚染 ,  トレードオフ ,  リスク評価 ,  高次処理 ,  *環境アセスメント ,  温室効果ガス排出量 ,  下水汚泥
準シソーラス用語： 下水スラッジ ,  バイオソリッド ,  *ライフサイクルインベントリ ,  リスクトレードオフ ,  栄養塩除去 ,  環境規制 ,  *廃水処理システム

分類 (2件)： 下水道工学,廃水処理一般  (SC03010E) ,  環境問題  (SA01020V)

タイトルに関連する用語 (3件)： 代替 ,  廃水処理システム ,  ライフサイクルインベントリ