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J-GLOBAL ID:201002292910420619   整理番号:10A1142091

丹沢堂平地区のシカによる林床植生衰退地における林床合計被覆率と土壌侵食量の関係

Relationship between Forest Floor Cover Percentage and Soil Erosion Rate on the Forest Floor with an Impoverished Understory Grazed by Deer (Cervus Nippon) at Doudaira, Tanzawa Mountains.
著者 (5件):
資料名:
巻: 92  号:ページ: 261-268  発行年: 2010年10月01日 
JST資料番号: F0858A  ISSN: 1349-8509  CODEN: NSGICL  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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神奈川県東丹沢堂平地区では,シカの採食により,林床植生が衰退し,土壌侵食が広い範囲にわたって進行している。土壌侵食の実態を把握するため,堂平地区のブナ林の山腹斜面に長さ5m,幅2mの土壌侵食調査プロットを17箇所設置した。これらの土壌侵食調査プロットについて,2006~2008年の3年間の4~11月の期間,ほぼ毎月1回土壌侵食量を観測するとともに,同時に撮影した写真を用いて林床合計被覆率(林床植生被覆率+リター被覆率)を求めた。その結果,雨量1mm当たりの土壌侵食量(E)と林床合計被覆率(F)には指数関数E=65exp(-0.0615×F)で表わされる高い負の相関があることが分かった。得られた関係式では林床合計被覆率が小さい範囲では林床合計被覆率が大きい範囲に比べて林床合計被覆率のわずかな変化が土壌侵食量に大きな影響を与えており,既往の人工降雨実験に基づく研究により得られたリター被覆率と土壌侵食量がほぼ直線的に反比例する関係とは大きく異なる結果が得られた。(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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森林生物学一般  ,  有害動物による植物被害一般  ,  土壌管理 
引用文献 (28件):
  • 荒木 誠・阿部和時 (2005) 間伐は森林の土壌を守れるか? 森林科学44: 26—31.
  • 服部重昭・阿部敏夫・小林忠一・玉井幸治 (1992) 林床被覆がヒノキ人工林の侵食防止に及ぼす影響. 森林総研研報362: 1—34.
  • Kitahara, H., Okura, Y., Sammori, T., and Kawanami, A. (2000) Application of Universal Soil Loss Equation (USLE) to mountainous forests in Japan. J. For. Res. 5 : 231—236.
  • 神奈川県緑政課 (2003) 神奈川県ニホンジカ管理計画, 35 pp.
  • 神奈川県緑政課 (2007a) 第2次神奈川県ニホンジカ管理計画, 44 pp.
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