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J-GLOBAL ID：201002292979275432   整理番号：10A0662086

カプタンの熱分解と毒性大気汚染物質の生成経路

Thermal Decomposition of Captan and Formation Pathways of Toxic Air Pollutants

著者 (4件)： CHEN Kai (Univ. Newcastle, New South Wales, AUS) ,  MACKIE John C (Univ. Newcastle, New South Wales, AUS) ,  KENNEDY Eric M (Univ. Newcastle, New South Wales, AUS) ,  DLUGOGORSKI Bogdan Z (Univ. Newcastle, New South Wales, AUS)
資料名： Environmental Science & Technology  (Environmental Science & Technology)
巻： 44  号： 11  ページ： 4149-4154  発行年： 2010年06月01日 
JST資料番号： B0839A  ISSN： 0013-936X  CODEN： ESTHA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 抗真菌薬カプタンの偶発的あるいは故意燃焼での毒性大気汚染物質の生成に関して,火災,喫煙,農薬汚染バイオマスの燃焼等の条件に類似する気相条件でのカプタンの熱分解を調べた。ガス状揮発性有機化合物(VOC)と凝縮生成物の試料採取器を備えたプラグフロー反応器からなる実験装置を使用し,FTIR分光法とGC-MSによってVOCと凝縮生成物を分析した。酸化条件下でのカプタンの熱分解で二硫化炭素,チオホスゲン,ホスゲン,青酸等のガス状汚染物質が生成した。また,VOC分析によってテトラクロロエチレン,ヘキサクロロエタンとベンゾニトリルの生成を示した。量子化学計算からカプタンがC-S結合の開裂とその後のO₂とのラジカル反応によって単分子的に分解することを示した。

シソーラス用語： 抗真菌薬 ,  *熱分解 ,  大気汚染物質 ,  反応経路 ,  火災 ,  燃焼 ,  FTIR分光法 ,  *揮発性有機化合物 ,  大気質試験 ,  *燃焼生成物 ,  二硫化炭素 ,  チオホスゲン ,  ホスゲン ,  シアン化水素 ,  ラジカル反応 ,  反応機構 ,  脂環式化合物 ,  有機塩素化合物 ,  オレフィン化合物 ,  酸イミド ,  有機硫黄酸 ,  脂肪族塩素化合物 ,  芳香族ニトリル
準シソーラス用語： バイオマス燃焼

分類 (3件)： その他の汚染原因物質  (SB05040W) ,  大気質調査測定一般  (SB03040I) ,  分解反応  (CF02080P)

物質索引 (4件)： カプタン ,  テトラクロロエチレン ,  ヘキサクロロエタン ,  ベンゾニトリル

タイトルに関連する用語 (5件)： カプタン ,  熱分解 ,  毒性 ,  大気汚染物質 ,  経路