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J-GLOBAL ID:201002293052306353   整理番号:10A1085623

1,2-cis-2-アミノグリコシド類を形成するためのニッケル触媒を用いたC(2)-N-置換ベンジリデンD-グルコサミン及びガラクトサミントリクロロアセトイミダートによる立体選択的グリコシル化 ヘパリン二糖類,GPIアンカプソイド二糖類,そしてα-GalNAcの合成への応用

Nickel-Catalyzed Stereoselective Glycosylation with C(2)-N-Substituted Benzylidene D-Glucosamine and Galactosamine Trichloroacetimidates for the Formation of 1,2-cis-2-Amino Glycosides. Applications to the Synthesis of Heparin Disaccharides, GPI Anchor Pseudodisaccharides, and α-GalNAc
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巻: 132  号: 40  ページ: 14288-14302  発行年: 2010年10月13日 
JST資料番号: C0254A  ISSN: 0002-7863  CODEN: JACSAT  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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1,2-cis-2-アミノグリコシド(I)は,種々の生物学的に重要な少糖類及び糖ペプチドで見いだされる主要構成要素である。Iの合成において,注目すべき進歩がなされているが,現在の最新方法には,限定された反応基質範囲,低収率,長い反応時間,及びアノマ混合物などの不利点を含んでいる。ここでは,C(2)-N-置換ベンジリデンD-グルコサミン及びガラクトサミントリクロロアセトイミダート類を用いた,ニッケル触媒によるα-選択的グリコシル化を経てIを合成する斬新な方法を開発し,報告した。これらのグリコシルドナーは広範の種類のアルコールにカップリングでき,それにより対応する糖複合体を高収率かつ優れたα-選択性で得ることができた。その上,25°Cで反応が起こるためには,化学量論以下量(5~10 mol%)のニッケルが必要とされるだけであった。また,このニッケル方法におけるα-選択性の制御は,ニッケル-配位子複合体の性質に依存しており,求核試薬の反応性部位または保護基の性質は,α-選択性に対してほとんど効果を示さなかった。この方法は,同様に,二糖類ドナーにもアクセプタにも首尾よく適用でき,対応する少糖類を高収率かつα-選択性で得ることができた。このニッケル操作方法の有効性を,さらにヘパリン二糖類,GPIアンカープソイド二糖類,そしてα-GluNAc/GalNAcの調製に向けて,適用した。反応機構研究から,カップリング反応生成物で観察されるα-選択性のためにはグリコシルドナーのC(2)-アミノ位に置換ベンジリデン官能基が存在することが決定的に重要であることが示唆された。さらにその上,グリコシルドナー上のC(1)-トリクロロアセトイミダート基のα-配向が,そのカップリング反応プロセスが生じるのに必要であった。
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グリコシド,配糖体 
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