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J-GLOBAL ID：201002293137879255   整理番号：10A0875662

アルミニウムナノワイヤに吸着した水素原子の移動の理論研究

Theoretical study of the migration of the hydrogen atom adsorbed on aluminum nanowire

著者 (4件)： FUKUSHIMA Akinori ,  HIRAI Kosuke ,  SENAMI Masato ,  TACHIBANA Akitomo
資料名： Surface Science  (Surface Science)
巻： 604  号： 19-20  ページ： 1718-1726  発行年： 2010年09月 
JST資料番号： C0129B  ISSN： 0039-6028  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 密度汎関数理論に基づいてアルミニウムナノワイヤに吸着した水素原子の挙動を研究した。本研究では,水素と重水素原子に及ぼす電子構造,ポテンシャルエネルギー面(PES),量子効果に集中した。軸方向への水素原子の拡散の活性化エネルギーはPES計算から0.19eVを得た。量子効果を含めて計算した確率密度は,基底状態の水素と重水素原子の両方の場合にアルミニウムトップサイトに局在している。さらに,いくつかの励起状態がナノワイヤ表面のアルミニウム原子間に分布している。基底状態とこれらの励起状態のエネルギー差は0.1eV未満であり,PES計算の活性化エネルギーよりはるかに小さい。従って,これらの励起状態を用いて,水素と重水素原子は軸方向に容易に移動する。筆者等の一人が定義した量子エネルギー密度を用いて,ナノワイヤ表面の電子構造についても議論した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： アルミニウム ,  ナノワイヤ ,  *吸着 ,  *水素 ,  *原子 ,  移動 ,  密度汎関数法 ,  重水素 ,  電子構造 ,  ポテンシャルエネルギー面 ,  量子効果 ,  軸方向 ,  拡散 ,  活性化エネルギー ,  確率密度 ,  基底状態 ,  励起状態 ,  エネルギー密度
準シソーラス用語： 原子拡散

分類 (1件)： 吸着の電子論  (CB12042Y)

タイトルに関連する用語 (6件)： アルミニウム ,  ナノワイヤ ,  吸着 ,  水素原子 ,  理論 ,  研究