金属クラスターの量子化学処理

WEIGEND Florian; AHLRICHS Reinhart

文献

J-GLOBAL ID：201002293155725443 整理番号：10A0264636

金属クラスターの量子化学処理

Quantum chemical treatments of metal clusters

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資料名：
巻： 368 号： 1915 ページ： 1245-1263 発行年： 2010年03月28日
JST資料番号： D0317A ISSN： 1364-503X 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：文献レビュー発行国：イギリス (GBR) 言語：英語 (EN)

約300原子からなるいろいろな金属クラスターの構築を解説した。高度に対称的なクラスターの形態と原子数では20面体147個,立方体147個,欠損8面体116個,8面体146個,六方最密充填153個,10面体105個,欠損10面体147個,Marks欠損10面体146個などを図示し,電子殻と電子数ではjelliumモデルのエネルギーレベルを示した。マグネシウムクラスターでは20面体と8面体Mg₅₅のクラスター軌道をシミュレートできた。22原子までのクラスターの安定性を示す凝集エネルギーを示し,六方最密充填型は他の型よりも不安定だった。アルミニウムクラスターでは大きさ,原子数に従って充填様式が異なり,大きさの関数として優先的充填様式が決まっている。20面体は13個では最も安定だが,55及び147個では不安定だった。理論計算では55及び140個の面心立方充填の8面体クラスターが優先的だった。パラジウムクラスターでは核が融合20面体を示し,エネルギー的優先と20面体を含む成長パターンを示した。COまたはPR₃のリガンド被覆によって金属核のスピン消失,Pdクラスター核の相対的安定性変化を示した。スズクラスター陰イオンでは9,10,14個の球状形態,18,20,23個の球状がつながった伸びた形態を示した。n=3~7と8~23の2相性の凝集エネルギー変化から9個と10個の安定性の結果としてこれらの単位のダイマー形成を示唆した。2成分金属クラスターではPtとIrの合計13原子のクラスターの相対安定性と構造中の原子の局在を示した。

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分子化合物 , 原子・分子のクラスタ

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