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J-GLOBAL ID：201002293248470453   整理番号：10A0225437

有限弾性体中の流体で満たされたき裂に生じる振動特性の検討(き裂に生じる定常波を測定するための最適な条件の検討)

Effective Conditions to Detect Crack Wave Radiating from a Fluid-Filled Crack in a Finite Test Piece of Rock

著者 (4件)： 伊藤伸 (秋田県大 システム科学技術) ,  関根孝太郎 (東北大 流体科研) ,  森谷祐一 (東北大 大学院工学研究科) ,  林一夫 (東北大 流体科研)
資料名： 日本機械学会論文集 A編  (Transactions of the Japan Society of Mechanical Engineers. Series A)
巻： 76  号： 762  ページ： 158-163  発行年： 2010年02月25日 
JST資料番号： F0227B  ISSN： 0387-5008  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地下き裂を有限の大きさの試験片内部のき裂に模擬した場合に,き裂に生じる振動が地下き裂の場合とどのように異なるか,また,どのような条件であれば測定が容易となるか,検討した。検討は境界要素法により行った。き裂内部の流体と弾性体との連成で生じる振動の固有角振動数については,試験片の大きさがき裂の大きさの1.5倍程度であれば,地下き裂の場合とほぼ同じとなる。き裂から放射される弾性波は,加振と試験片固有の振動と比べると小さい。試験片上面において高次の振動モードまで測定する場合には,き裂面とき裂面と平行な試験片表面との距離を小さくしたほうがよい。(著者抄録)

シソーラス用語： *内部亀裂 ,  地熱エネルギー ,  地層 ,  *特性 ,  *定在波 ,  弾性波 ,  波動伝搬 ,  *振動測定 ,  最適条件
準シソーラス用語： *弾性体 ,  地熱貯留層 ,  *振動特性 ,  弾性波動

分類 (2件)： 振動伝搬  (BB02040K) ,  その他の材料  (HC04050S)

引用文献 (7件)：

• 1) The Japan Society of Mechanical Engineers ed. JSME Data Book : Thermophysical Properties of Fluids. Japan Society of Mechanical Engineers. (1983) p.210-217.
• 2) PHILLIPS W. S. Detailed joint structure in a geothermal reservoir from studies of induced microearthquake clusters. J. Geophys. Res. (1997) vol.102, p.11745-11763.
• 3) HAYASHI K. Evaluation of hydraulic properties of the artificial subsurface system in Higashi Hachimantai geothermal model field. J. Geothermal Research Society of Japan. (1989) vol.11, p.203-215.
• 4) DVORKIN J. Mechanics of Materials. (1990) vol.9, p.165-179.
• 5) 伊藤 伸. ほか. 地下き裂の振動特性に及ぼす流体の粘性と岩体の透水性およびき裂面接触剛性の影響(二次元き裂を用いた解析). 日本機械学會論文集. A編. The Japan Society of Mechanical Engineers. (1998) vol.64, no.622, p.1583-1588. https://jlc.jst.go.jp/DN/JALC/00054035867?from=CiNii, doi:10.1299/kikaia.64.1583

タイトルに関連する用語 (5件)： 弾性体 ,  流体 ,  き裂 ,  振動特性 ,  定常波