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J-GLOBAL ID：201002293375710722   整理番号：10A0874743

直接接触浸炭での鉄溶解プロセスにおける溶融スラグの役割:濡れと分離

The Role of Molten Slag in Iron Melting Process for the Direct Contact Carburization: Wetting and Separation

著者 (3件)： KIM Hyun-soo (Graduate Inst. of Ferrous Technol. (GIFT), Pohang Univ. of Sci. and Technol. (POSTECH)) ,  KIM Jang Gyu (Graduate Inst. of Ferrous Technol. (GIFT), Pohang Univ. of Sci. and Technol. (POSTECH)) ,  SASAKI Yasushi (Graduate Inst. of Ferrous Technol. (GIFT), Pohang Univ. of Sci. and Technol. (POSTECH))
資料名： ISIJ International (Iron and Steel Institute of Japan)  (ISIJ International (Iron and Steel Institute of Japan))
巻： 50  号： 8  ページ： 1099-1106 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： F0100A  ISSN： 0915-1559  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 炭素コンポジット鉄鉱石で起きる迅速な鉄溶解開始と溶融スラグ分離は,極めて興味深い現象であるがが,その機構はまだ確立されていない。炭素複合体鉄鉱石中の炭質材と鉄鉱石粒子の寸法が小さいので,溶融スラグは動的に鉄の融解開始とスラグ分離において重要な役割を果すことができる。溶融スラグ挙動を画像炉と組み合わせた共焦点レーザー顕微鏡によって炭素複合体の簡易化した凝集体試料(鉄のディスク-スラグ粒子-黒鉛かコークス粒子)内の現象を直接観察し明らかにした。以下のことが分った。溶融スラグの濡れは,黒鉛,またはコークスを鉄に引き付けることによって,鉄溶解開始を誘起し,鉄溶解進展と共に溶融スラグ分離に行なわれた。しかしながら,コークス灰の高い含有量では鉄溶解開始は抑制されると見られた。更に,Fe-Cメルトからの溶融スラグ分離機構をフェイズフィールドモデリングによって検証した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 溶解 ,  *溶融スラグ ,  その場観察 ,  数学モデル ,  *鉄合金 ,  炭素含有合金 ,  メルト ,  濡れ ,  *鉄鉱石 ,  炭素材 ,  浸炭
準シソーラス用語： フェイズフィールド法 ,  *コンポジット

分類 (1件)： 製銑  (WD01050P)

引用文献 (18件)：

• 1) T. Matsumura, Y. Takenaka, M. Shimizu, T. Negami, I. Kobayashi and A. Uragami: Tetsu-to-Hagané, 84 (1998), 405.
• 2) T. Matsumura, Y. Takenaka and M. Shimizu: Tetsu-to-Hagané, 85 (1999), 652.
• 3) K. Nagata, R. Kojima, T. Murakami, M. Susa and H. Fukuyama: ISIJ Int., 41 (2001), 1316.
• 4) Y. Matsui, M. Sawayama, A. Kasai, Y. Yamagata and F. Noma: ISIJ Int., 43 (2003), 1904.
• 5) Y. Iguchi and S. Endo: ISIJ Int., 44 (2004), 1999.

タイトルに関連する用語 (8件)： 直接接触 ,  浸炭 ,  鉄 ,  溶解 ,  プロセス ,  溶融スラグ ,  役割 ,  濡れ