抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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遷移金属,12~16族元素およびC,Nからなる化合物MAX相はその導電性と耐酸化性から,高温用発熱体として期待されている。本研究においては,このMAX相の中で代表的なTi
3SiC
2を製造コストを考慮した常圧反応焼結法による合成を試みた。Ti,SiC,CおよびTiCの各粉末を出発原料とし,混合の後,CIPによって圧粉体を得た。これを,150Paの減圧Ar雰囲気中において1773K,7.2ksの常圧反応焼結を実施した。また,放電プラズマ焼結法による常圧反応焼結も実施し,サンプル内温度計測を実施した。この実験において,最初の原料粉末混合比での焼結は,反応時の発熱によるガスの発生により成形体が崩れる現象を観察した。このため,Ti+Cの一部をTiCに置き換えて焼結を実施したところ,高純度のTi
3SiC
2を製造できることを見出した。