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J-GLOBAL ID：201002293439622687   整理番号：10A0894873

ジラルド・チャルマー反応による高い比放射能の⁹⁹Moと⁹⁰Yの製造に関する研究

Studies on production of high specific activity ⁹⁹Mo and ⁹⁰Y by Szilard Chalmers reaction

著者 (5件)： TOMAR B.S. (TU Delft, Delft, NLD) ,  STEINEBACH O.M. (TU Delft, Delft, NLD) ,  TERPSTRA B.E. (TU Delft, Delft, NLD) ,  BODE P. (TU Delft, Delft, NLD) ,  WOLTERBEEK H.Th. (TU Delft, Delft, NLD)
資料名： Radiochimica Acta  (Radiochimica Acta)
巻： 98  号： 8  ページ： 499-506  発行年： 2010年 
JST資料番号： C0563A  ISSN： 0033-8230  CODEN： RAACA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 核医学における放射性同位元素の適用は,化学的毒性を減らし,放射線治療における良好な画像の入手のために,高い比放射能の放射性医薬品の利用可能性を必要とする。高い比放射能の⁹⁹Moと⁹⁰Y製造のために,ジラルド・チャルマー反応が試みられた。高い比放射能の⁹⁹Moはマイナーアクチニドの核分裂から,⁹⁰Yは,²³⁵Uや²³⁹Puの核分裂から生成した⁹⁰Srからも製造されるが,²³⁷Npや²³⁹Puのような長寿命のα線放出核種の存在により,高い除染係数を要求する複雑な放射化学の手順を伴う。ジラルド・チャルマー反応では,複合核から放出された即発γ線によりターゲットの原子核に入射した反跳エネルギーが,結合の破断,結果的に,親分子からの放射性同位元素の分離をもたらす。実験は,インドのTOU原子炉のおいて,MoとYの酸錯体の照射を用いて実行され,放射性核種は溶媒抽出により,水相に分離された。⁹⁹Moの最高の濃縮係数は30%近くの収率で約200であると判明したが,⁹⁰Yは,高い濃縮係数に至らなかった。また⁹⁹Moは⁹⁹MoO₄イオンとして存在し,医療用⁹⁹Moの大規模製造に有望な方法であるように思われる。

シソーラス用語： 放射性同位体 ,  同位体製造 ,  *放射線医学 ,  放射線療法 ,  反跳核 ,  アクチノイド ,  核分裂 ,  核分裂生成物 ,  核分裂性物質 ,  *放射化学的分離 ,  放射能 ,  *放射性医薬品 ,  モリブデン同位体 ,  イットリウム同位体
準シソーラス用語： 放射性同位元素 ,  *放射性同位元素製造 ,  核医学 ,  放射線治療 ,  マイナーアクチニド ,  比放射能 ,  *モリブデン99 ,  イットリウム90

分類 (1件)： 同位体分離  (CB10030R)

タイトルに関連する用語 (3件)： 比放射能 ,  99Mo ,  研究