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J-GLOBAL ID：201002293496871413   整理番号：10A0071143

日本の名古屋市で実測した大型建築物の室内空気に混入する2-エチル-1-ヘキサノール濃度の年年変化や季節的変動

Annual transition and seasonal variation of indoor air pollution levels of 2-ethyl-1-hexanol in large-scale buildings in Nagoya, Japan

著者 (5件)： SAKAI Kiyoshi (Nagoya City Public Health Res. Inst., Nagoya, JPN) ,  KAMIJIMA Michihiro (Nagoya City Univ. Graduate School of Medical Sci., Nagoya, JPN) ,  SHIBATA Eiji (Aichi Medical Univ. School of Medicine, Aichi, JPN) ,  OHNO Hiroyuki (Nagoya City Public Health Res. Inst., Nagoya, JPN) ,  NAKAJIMA Tamie (Nagoya Univ. Graduate School of Medicine, Nagoya, JPN)
資料名： Journal of Environmental Monitoring  (Journal of Environmental Monitoring)
巻： 11  号： 11  ページ： 2068-2076  発行年： 2009年11月 
JST資料番号： W1160A  ISSN： 1464-0325  CODEN： JEMOFW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 2-エチル-1-ヘキサノール(EH)はDEHPなど高分子可塑剤や接着剤の製造工程で汎用する脂肪族アルコールで,シックビル症候群を発現する可能性が高い化学物質である。日本の名古屋市で大型建築物の室内空気に混入するEH濃度を実測し,2004~07年の年々変化や夏季と冬季の季節的変動を評価した。EHは大型建築物の室内空気に混入する主要な揮発性有機化合物の一種で,濃度は建築物により可成り変動した。56か所で実測した夏季の幾何平均濃度は55.4μg/m³で,冬季の13.7μg/m³より可成り高かった。夏季に濃度が上昇する原因は床材のEH排出速度が増加するためで,ポリ塩化ビニル製床材や接着剤に添加したDEHPが加水分解すると推定した。

シソーラス用語： *室内空気汚染 ,  *揮発性有機化合物 ,  大気質試験 ,  シックハウス症候群 ,  脂肪族アルコール ,  汚染源 ,  高分子可塑剤 ,  接着剤 ,  床材 ,  ポリ塩化ビニル ,  建築物 ,  季節的変動 ,  年年変動 ,  芳香族カルボン酸 ,  カルボン酸エステル ,  ジカルボン酸
準シソーラス用語： シックビル症候群 ,  名古屋市

分類 (2件)： その他の汚染原因物質  (SB05040W) ,  有害ガス調査測定  (SB03050T)

物質索引 (2件)： 2-エチル-1-ヘキサノール ,  DEHP

タイトルに関連する用語 (10件)： 日本 ,  名古屋 ,  実測 ,  大型 ,  建築物 ,  室内空気 ,  混入 ,  2-エチル-1-ヘキサノール ,  年年変化 ,  季節的変動