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J-GLOBAL ID：201002293626456529   整理番号：10A0007900

イチゴのクラウン温度制御による生産安定と作期拡大技術

著者 (5件)： 壇和弘 (農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究セ) ,  曽根一純 (農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究セ) ,  北谷恵美 (農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究セ) ,  日高功太 (農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究セ) ,  沖村誠 (農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究セ)
資料名： 農業電化
巻： 62  号： 13  ページ： 2-7  発行年： 2009年12月15日 
JST資料番号： L2204A  ISSN： 0286-8725  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 宮城県以南の温暖地・暖地で促成栽培が中心となっているイチゴは,シーズンを通して需要があり市場価格が安定しているため産地での基幹作目となっている。しかし,気候温暖化による花芽分化遅延,果実品質の低下の他,原油価格高騰による生産コストの増加もあり経営に影響を与えている。本稿では,生長点のあるイチゴのクラウン部を温度制御することで果実品質を安定させ,暖房コストの削減を図る栽培技術を紹介した。クラウン部は栽培期間を通じて20度前後に制御することが望ましい。本方法は,気温に近い温度変化を示すクラウン部に接触させた軟質塩化ビニールの2連チューブに温水若しくは冷水を通水し温度制御を行うものである。促成栽培及び夏秋どり栽培における本方法の効果的な制御技術を検討した結果,高温期の花芽分化の安定化,果実肥大の促進が図られ果実品質が向上し,低温期でも草勢を維持することができた。初期導入コスト,稼動電気代を試算した結果,装置導入に伴う早期収量の増大で利益が見込まれ回収可能と考えられた。

シソーラス用語： *イチゴ ,  温度制御 ,  促成栽培 ,  作付体系 ,  花芽形成 ,  品質 ,  作物収量 ,  プラスチック管 ,  ポリ塩化ビニル ,  *栽培 ,  茎
準シソーラス用語： クラウン【植物器官】 ,  ビニールチューブ ,  *加温栽培 ,  夏秋どり栽培 ,  果実品質 ,  花芽分化 ,  栽培システム

分類 (2件)： 果樹  (FC03042G) ,  作物栽培施設  (FB03040V)

タイトルに関連する用語 (5件)： イチゴ ,  クラウン ,  温度制御 ,  作期 ,  拡大