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J-GLOBAL ID：201002293657354490   整理番号：10A1025998

インターネットと連携した避難所利用者のためのメッセージ通信システム

著者 (4件)： 間瀬憲一 (新潟大 大学院自然科学研究科) ,  岡田啓 (埼玉大 大学院理工学研究科) ,  東信博 (新潟大 大学院自然科学研究科) ,  山口匠 (新潟大 大学院自然科学研究科)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 B  (IEICE Transactions on Communications (Japanese Edition))
巻： J93-B  号： 10  ページ： 1356-1367  発行年： 2010年10月01日 
JST資料番号： S0622C  ISSN： 1344-4697  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 避難所通信システム(SCS)と呼ぶインターネットと連携する避難所利用者のためのメッセージ通信システムを提案する。SCSはインターネットに接続されたコンピュータ(避難所サーバ)と各避難所に配置され,インターネットを経由して避難所サーバにつながるパソコン(避難所PC)から構成される。SCSは避難所間及び避難所と外部間でのメッセージ通信サービスを提供する。避難所におけるサービス利用者はコンピュータ端末や携帯電話を使う必要はない。利用者は一定様式のメッセージ用紙にメッセージを手書きする。また,用紙に印刷されたメッセージを受け取る。一方,避難所外の利用者はインターネットや携帯メールを活用する。SCSの実現性を検証するため,プロトタイプを開発した。SCSのサービス能力に関して簡単な試算を行い,大規模災害時の多数の避難所にサービス提供が可能である見通しが得られた。また,携帯メール,ファクシミリと比較しSCSの優位性を確認した。(著者抄録)

シソーラス用語： *インターネット ,  防護施設 ,  *通信方式 ,  *メッセージ伝送 ,  *通信サービス ,  災害対策 ,  避難所
準シソーラス用語： *避難所通信システム

分類 (2件)： 計算機網  (JC03000K) ,  情報サービス  (AC08000K)

引用文献 (9件)：

• T. Kitaguchi and H. Hamada,“Telecommunications service continuity and disaster recovery,” IEEE Communications Society Communications Quality and Reliability (CQR) Workshop, April 2008.
• N. Fukumoto,“Business continuity and disaster recovery in KDDI,” IEEE Communications Society Communications Quality and Reliability (CQR) Workshop, April 2008.
• IAAホームページ, http://www.iaa-alliance.net/ja/
• 内閣府, “首都直下地震対策の概要,”http://www.bousai.go.jp/jishin/chubou/taisaku_syuto/pdf/gaiyou/gaiyou.pdf
• K. Mase, H. Okada, and N. Azuma,“Development of an emergency communication system for evacuees of shelters,” IEEE WCNC, 2010.

タイトルに関連する用語 (5件)： インターネット ,  連携 ,  避難所 ,  メッセージ ,  通信システム