抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ミリ波帯通信装置及びレーダ装置の送信出力段または受信入力段には,不要波抑圧のため導波管形フィルタが用いられる。同フィルタには低損失性が求められており,様々な構成が検討されているが,一方で低コスト化の要求も強い。今回,低コスト化と低損失性が期待できる帯域阻止形のE面導波管形フィルタについて,設計及び試作評価を行った。一波長の線状導体をイナズマ形に折り曲げた共振器を1枚の金属板に複数個形成し,この金属板を矩形導波管のE面分割面に挟む構造により,48GHz帯で通過損失0.8dB以下,4.2%の帯域幅で減衰量50dB以上の特性が得られた。1枚の金属板からなる帯域阻止形のE面導波管フィルタは過去に例が無いものの,計算結果と概ね一致した実測結果が得られたことから,提案したフィルタの実現性と設計方法の妥当性が確認できた。(著者抄録)