文献
J-GLOBAL ID:201002293762034786   整理番号:10A0799161

生ごみ可溶化液を基質としたUASB法による連続処理

著者 (4件):
資料名:
巻: 52  号:ページ: 658-666  発行年: 2010年08月01日 
JST資料番号: G0195A  ISSN: 0513-5907  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
上向流嫌気性汚泥床(UASB)法において,生ごみ可溶化液を基質として用い,275日間の連続処理を試みた。スラッジベッド層下部から定期的にグラニュール汚泥を引き抜き,グラニュール汚泥のメタン生成活性試験を,酢酸,プロピオン酸,酪酸,グルタミン酸,デンプン,生ごみ可溶化液,の異なる6つの基質について実施した。生ごみ可溶化液のUASB処理では,有効容積5lのUASB槽において有機物負荷を2.36から9.54kg-COD/m3・dまで上昇させたところ,バイオガス生成速度は容積負荷に比例し,0.86から3.4l/l・dまで増加した。実験開始40日以降のCOD分解率は実験終了時の275日目まで95%以上を維持し,良好な処理を達成した。また,2つの異なる高SS濃度の基質を24時間供給し,懸濁態有機物の流入がバイオガス生成量に与える影響を評価した。懸濁態有機物の流入によって増加したバイオガス生成量は,流入した懸濁態有機物の最大で10%程度しかなく,ほとんどの懸濁態粒子がグラニュール汚泥に保持されることが明らかとなった。さらに,長期間の生ごみ可溶化液の処理実験において,異なる4つの実験時期にグラニュール汚泥を採取し,そのメタン生成活性の変化を調べた。有機酸を主成分とした合成排水で形成されたグラニュール汚泥のメタン生成活性は,生ごみ可溶化液基質に対して1.73g-COD/g-VSS・dであったが,そのグラニュール汚泥のメタン生成活性は,生ごみ可溶化液を175日間供給されることによって2.40g-COD/g-VSS・dに増加した。その一方で,酢酸,プロピオン酸,酪酸などの有機酸基質に対して,メタン生成活性は減少した。このことから,スラッジベッド層下部のグラニュール汚泥において,生ごみ由来の高分子有機物を処理するために微生物群集構造の機能分化が起こっていた可能性が示唆された。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
ごみ処理  ,  下水,廃水の生物学的処理 
引用文献 (24件):
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る