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J-GLOBAL ID:201002293780498110   整理番号:10A0004203

構造上の不安定性を伴う悪性細胞におけるDNA二本鎖切断の効率よい修復

Efficient repair of DNA double-strand breaks in malignant cells with structural instability
著者 (6件):
資料名:
巻: 683  号: 1-2  ページ: 115-122  発行年: 2010年01月05日 
JST資料番号: C0520A  ISSN: 0027-5107  CODEN: MRFMEC  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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DNA二本鎖切断(DSB)の異常な修復は全染色体再構成(GCR)の発生に重要であると考えられている。どのようにしてDSBがGCRにつながるのかを調べるため,我々は構造上不安定な細胞株において単一のDNA DSB修復を調べた。OVCAR-8細胞でI-SceI認識部位を構成的プロモーター(EF1α)とガンシクロビル(GCV)感受性を付与する単純ヘルペスウイルスチミジンキナーゼ(TK)遺伝子との間に導入した。これらの細胞におけるI-SceIの発現は単一のDSBを引き起こした。異常な修復を伴うクローンはTK遺伝子からのEF1αプロモーターの分離,またはEF1αプロモーターあるいはTK遺伝子のいずれかの欠失によりGCVに対する抵抗性を獲得できた。我々が同定した全ての変異は介在型の欠失であった。I-SceIの発現に引き続き,DNA DSBを生ずることが知られている薬剤であるエトポシドまたはブレオマイシンで細胞を処理しても,GCRは生じなかった。我々は上述の負の選択系を用いて専ら介在性の欠失を同定したので,我々はGCRを生ずる正の選択系を開発した。プロモーターを持たないハイグロマイシンリン酸基転移酵素cDNAが直後に引き続くI-SceI制限部位を含むコンストラクトをOVCAR-8細胞へ安定して組み込んだ。DNA DSBをI-SceI発現ベクターにより産生した。回収されたハイグロマイシン耐性クローンのいずれも内在性プロモーターへハイグロマイシンリン酸基転移酵素cDNAをつながなかったが,代わりにI-SceI発現ベクターの一部を捕獲した。これらの結果は構造上不安定な悪性細胞株でも,DNA DSBの大部分はGCRの導入無しに,2つの切断された染色体末端の再連結により修復されることを示す。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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腫ようの化学・生化学・病理学  ,  遺伝子の構造と化学 
タイトルに関連する用語 (4件):
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