抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿の目的は農商工連携88選へのアンケート調査をもとに,多様な展開を遂げている農商工連携の進化過程を産業クラスター及びナレッジマネジメントの視点から整理し,今後の連携推進の方向と課題を明らかにすることにある。分析の結果,農商工の連携事例は産業クラスター,およびナレッジマネジメントに基づく,地域競争優位の条件,商品やサービスの開発(知識変換)プロセス,知識創造の促進要因等の様々なファクターによって,その進化を遂げている事が明らかになった。その中でも特に農商工連携の進化には組織間の明確な目的や意義の確立,連携組織において繰り返しマニュアルの修正が行われ汎用性が高められる事,連携組織のすべてがwin-winの状態になる事,等が進化を促進させている事が明らかになった。また,連携組織を取り巻く地域競争優位の条件においては仕入れ先や販売先があり,輸送費用や時間が節約されることが連携組織の進化に貢献していること明らかとなった。(著者抄録)