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J-GLOBAL ID:201002293798200739   整理番号:10A0166074

1H NMRスペクトロスコピーによる電解質の有無に関するフェノールとセチルピリジニウムクロリドミセル間の相互作用の調査

Investigation of interaction between phenol and cetylpyridinium chloride micelle in the absence and in the presence of electrolyte by 1H NMR spectroscopy
著者 (5件):
資料名:
巻: 356  号: 1-3  ページ: 150-155  発行年: 2010年03月05日 
JST資料番号: A0539B  ISSN: 0927-7757  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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近年,界面活性剤としてセチルピリジニウムクロリド(CPC)を用いて廃水中のフェノールのミセル増強限外ろ過が注目されてきた。しかし,これまでフェノールとCPC間の相互作用に焦点を合わせた研究はなかった。本研究では,1H NMRスペクトロスコピーを用いて電解質が存在する場合および存在しない場合について,フェノールとCPCミセル間の相互作用を調べた。低フェノール濃度(0.5mMおよび1mM)で電解質が存在しない場合,フェノールはC6H6O-とC5H5N+間のイオン相互作用によりミセル-水界面上で,およびフェノールとCPCミセル間の極性相互作用によりCPCミセルの親水性先端基部分で可溶化された。フェノール濃度範囲が1mMから8mMまでのとき,ミセル-水界面およびCPCミセルの親水性先端基部分はC6H5O-およびフェノールで飽和され,その後フェノールはパリセード層により深く突入するが,CPCミセルの親水性先端基にまだ近かった。NaClおよびNa2SO4の存在は,CPCミセル中でフェノールの可溶化にほとんど影響を及ぼさないが,Na2CO3の存在はCPCミセル中で顕著にフェノールの可溶化を促進した。Na2CO3の存在下,より多くのC6H5O-イオンがC6H6O-とC5H5N+間のイオン相互作用により,水-ミセル界面で可溶化された。低Na2CO3濃度では,CPCミセルのミセル-水界面はC6H5O-で飽和され,ベンゼン環はCPCミセルのパリセード層に突入したが,Na2CO3濃度の増加と共により深い突入は観測されなかった。過剰なCO32-は,CPCミセルから水へC6H5O-を移動させ,CPCミセル中でフェノールの可溶化度を減少させた。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
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ミセル  ,  芳香族単環フェノール類・多価フェノール  ,  脂肪族ハロゲン化合物  ,  固-液界面 
タイトルに関連する用語 (5件):
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