抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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水トリー劣化ケーブルの位置を推定するため,水トリー劣化の診断方法である残留電荷法の原理を応用し,劣化ケーブルのパルス応答測定を行った。実験に必要な劣化ケーブルは50Ωの通信用同軸ケーブルの絶縁層の外側に螺旋状の傷を付けた後,食塩水と正弦波電圧の印加等の処理により作製した。この劣化ケーブルを全長400mの健全ケーブル中央に挿入し,高電圧半導体スイッチを用いたパルス発生器を用いて応答波形を測定した。劣化ケーブルを挿入した場合,健全ケーブルには無い電圧パルス印加後約2μs付近から立ち上がる負のピークが検出され,位置評定の可能性を示すことが出来た。また,応答波形の電荷量を測定し,直流バイアス電圧印加時間,短絡時間における検出限界の調査も行った。実用化のためには,アナログ回路部分におけるノイズ対策を行い,感度向上を図る必要のあることが判明した。