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J-GLOBAL ID:201002293849173650   整理番号:10A0532426

大統領のセールス外交が決め手に-韓国ジャーナリストから見た原子炉受注勝利の背景と今-

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巻: 30  号:ページ: 8-11  発行年: 2010年05月20日 
JST資料番号: L0936A  ISSN: 0289-2804  CODEN: EREBE  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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韓国は2009年12月27日,アラブ首長国連邦(UAE)から149万kW級の原子力発電所プラント(APR-1400)4基を受注した。APR-1400はフランスのEPR-1600に比べ建設費は20%,発電燃料費は23%も安い。また,韓国の原発稼働率は93.4%で,米国,フランス,日本より高く,運転停止率は平均0.5回/年・基(10年間平均)である。しかも原発が緊急停止した場合の,復旧,補償もセットで提案し,発注元の信頼を倍加させた。だが受注成功の切り札となったのは政治力である。韓国は70年代以降長年にわたる建設工事と原油輸入で中東市場と切っても切れぬ関係を結んだ。現代建設出身で中東ビジネスの内幕を熟知している李大統領が,今回受注活動の先頭に立ちトップダウンのセールス外交を進めた。原発工事の内容を知り尽くしている李大統領はライバル社の入札見積もり価格を推測して,韓国勢の価格引き下げを指示するなどアドバイスをした。李大統領はモハメド王子に直々電話をかけ,情報分野での協力と技術提供も約束した。大統領のトップセールスなど挙国一致の売り込みが劣勢と思われた韓国の逆転勝利をもたらした。低コストと安全性が最大のセールスポイントである韓国は世界原発市場で有力なプレイヤーになれる公算がある。そのためには,UAE原発の工期内竣工と安全性確保が最大の課題である。
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分類 (1件):
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エネルギーに関する技術・経済問題 

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