抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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鉄道車両用車輪の必要な特性,素材,製造プロセスについて説明した。特性としては車両重量を支えるに十分な強度,曲線を通過するときの耐荷重性,耐摩擦熱を考慮する必要がある。鍛鋼車輪と鋳鋼車輪があり,車輪の材質素材は,一般には炭素量0.4%程度,高い場合で0.8%程度の炭素鋼が用いられが,日本では炭素量0.60~0.75%範囲の1種類の鍛鋼車輪のみが使用されている。製造は,不純物の少ない清浄鋼鋼材を切断し熱間塑性加工による粗地鍛造後,車輪専用の圧延機で圧延して最後に仕上整形と軸孔を穿孔します。熱処理として踏面焼入れにより車輪全体に適度な残留応力を与え,機械加工で仕上げられる。ま世界の高速鉄道での高速走行化や貨車輸送での積載重量増大を背景に非破壊検査の基準の厳格化が進んでいる。