抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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鉄道車輌工業会内の生産動態グルーフでは,短・中・長期にわたる鉄道車両の需要予測を行い,2001年より毎年その結果を報告してきた,6年前からは,車齢別在籍車両数など基礎データについて見直し,極力,正確な数値の把握に努め,車種についても,より細かく区分して検討を行ってきた,平成22年度についても,前年度のデータを基本とし,新製,廃車のデータを加味して更新すると共に車齢数値を見直し,より正確なデータベース化を図った。なお,予測数値については,鉄車工事務局の生産動態グルーブが過去の生産実績,基礎データ等から推計したものであって,鉄車工としての見解を表わすものではない。また,生産両数は車両メーカーを出荷する年度としているため,実際の生産操業とずれている。なお,2006年度からは,他の統計データと同様にJR東日本・新津車両製作所の製作分を含めたデータとした。なお,今回は輸出車両等の一部統計が入手できていないため,国内車両を中心に述べた。近年,社会経済環境も大きく変化し,効率的な交通体系の確立が国内外で必要になってくることから,鉄道の有用性が再認識され,新たな鉄道の時代が開かれつつある。この新たな鉄道の時代においては,車両の国内需要は顕著な伸びは想定されないものの健全な老朽代替が実行され,鉄道車両製造関係者が旅客サービス向上や環境改善等について一層の技術開発を進めることによって,総じて安定的需要が予想され,また,グローバル化により海外案件の受注増加も期待されており,鉄道車両工業の将来見通しほ明るいのではないかと思われる。