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J-GLOBAL ID：201002293988480185   整理番号：10A0666613

いわき市内倉湿原における抽水植物の制御に関する実験

著者 (2件)： 石沢貴教 (福島工高専) ,  原田正光 (福島工高専)
資料名： Equal  (Equal)
巻： 23  ページ： 42-46  発行年： 2010年05月 
JST資料番号： L1713A  ISSN： 0915-7859  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： いわき市小川地区にある内倉湿原は2002年まで行われていた畜産等による湿原外部からの栄養塩類の流入により,ヨシやマコモ,ガマなどの大型抽水植物が繁茂し,本来生息する水生植物や昆虫の生息環境を悪化させている。このため,2006年よりヨシやマコモの水面下刈取り手法を用いた植生管理が行われている。それと同時に,水面下刈取り手法の有効性を評価するための現場継続実験を行ってきた。その結果,実験3年目で夏季と春季水面下刈取りを行うことで地上部現存量を初年度比1.5~3.7%に制御することができた。また,別途行った水生植物枯死体からの溶出実験ではヨシの茎部より葉部で栄養塩の溶出量が多く,水没してから1カ月程度で大半が溶出した。

シソーラス用語： 福島県 ,  *湿地 ,  水生植物 ,  富栄養化 ,  ヨシ ,  イネ科 ,  ガマ科 ,  *雑草防除 ,  剪定 ,  春 ,  夏 ,  栄養塩類 ,  枯死 ,  茎 ,  葉 ,  溶解速度 ,  *自然保護 ,  湖沼汚濁 ,  水質汚濁物質 ,  水質管理 ,  生態系 ,  保全 ,  溶出試験【化学物質】 ,  いわき市 ,  湖沼生態系 ,  湿原 ,  生態系保全 ,  *抽水植物 ,  Zizania latifolia ,  水質汚濁 ,  汚染物質 ,  管理
準シソーラス用語： マコモ ,  内倉湿原 ,  溶出速度

分類 (2件)： 自然保護  (SB06000L) ,  水質管理  (SB02050M)

引用文献 (6件)：

• 武田拡志、原田正光 (2007); ヨシ拡大制御のための水面下刈取りの効果、平成18年度東北支部技術研究発表会講演概要.
• 湯谷賢太郎、浅枝隆、シロミ・カルナラツヌ (2002); 夏季刈取りがヨシの成長に及ぼす影響、水環境学会誌第25巻第3号、pp. 157-162.
• 島谷幸広、細見正明、中村圭吾 (2003); 植生の維持管理と水質浄化、エコテクノロジーによる河川、湖沼の水質浄化、ソフトサイエンス社.
• 原田正光 (2003); ヨシ地上部現存量の推定方法、福島工業高等専門学校研究紀要第44号、pp. 31-37.
• 社団法人日本水質汚濁研究協会編 (1984); 湖沼環境調査指針、公害対策技術同好会.

タイトルに関連する用語 (5件)： いわき ,  倉 ,  湿原 ,  抽水植物 ,  実験