抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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将来の情報ネットワーク基盤構築に向けて,ノードでのOEO変換を前提とするOpaqueネットワーク,限定されたOEO変換を許容するTranslucentネットワーク,最終形態に位置づけられるTransparentな全光ネットワーク,さらに,ネットワーク仮想化を前提とした新世代オーバーレイネットワークアーキテクチャなど,光関連技術を核としつつ,異なった視点から様々な研究開発が行われている。本研究では,まず,そのような研究の動向について簡単に概観し,次に将来の研究の方向性を展望する。その後,将来展望と対応づけて筆者らが現在進行中の研究をいくつか紹介する。重要な事例の一つとして,本稿では,将来の大容量ファイル・コンテンツ転送系のアプリケーションをサポートするために,技術的障壁の多い光パケット交換,光バースト交換ベースの全光ネットワークをあえて指向せず,新たに「コンテンツベース交換網」を提唱し,その技術的課題を抽出する。本方式では,隣接ノード間で,逐次,コンテンツ単位の転送・蓄積・交換を行う。これにより,全光レベルのスイッチング機能を必ずしも必要とせず,さらに,原理的にトランスポート層プロトコルを軽減したシンプルなアーキテクチャが実現可能となる。(著者抄録)