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J-GLOBAL ID:201002294062441301   整理番号:10A1141052

Alamine 336および精製パーム油を用いる模擬電気めっき排液からの六価クロム回収について可能性研究

Feasibility study on the recovery of hexavalent chromium from a simulated electroplating effluent using Alamine 336 and refined palm oil
著者 (5件):
資料名:
巻: 75  号:ページ: 303-309  発行年: 2010年11月20日 
JST資料番号: T0428B  ISSN: 1383-5866  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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クロムは,ステンレス鋼製造,皮革鞣しおよび電気めっきに広く使用される元素である。その六価化学種は毒性であり,周囲に放出されると相当な損害を引き起こす。枯渇しつつある埋蔵量および厳しい環境法律が結び付いて,この重要な物品を低減し再使用しそしてリサイクルすることが必要になった。研究の目的は,アニオン性イオン交換(ALIX)プロセスを用いて,合成濃縮電気めっき排液から六価クロムを回収するに際し,Alamine 336および再生可能でかつ生分解する希釈剤,即ち精製パーム油の適応性を試験することにある。精製パーム油の性能を,可燃性で生分解性でない市販溶媒の灯油と比較した。Alamine 336:希釈剤のモル比1:1を,pH範囲1-4において精製パーム油を用いて行ったが,一段の抽出効率は95%だった。Visual MINTEQによるスペシエーションモデル化は,六価クロム化学種CrO3SO42-およびHCrO4-に対し,Alamine 336の高い親和性を示唆した。鉄や亜鉛のような妨害金属イオンの存在は,Alamine 336のクロム取込能力を僅かだが抑制した。硫酸塩アニオンは,銅およびニッケルイオンの存在と同様,Cr(VI)抽出に対し負の影響を与えなかった。そしてVisual MINTEQは,ALIX抽出において遭遇する比較的複雑な金属スペシエーションおよび溶解性問題を解明するうえで有用なツールであることを証明した。本研究の結果は,電気めっき業界のみならず商業および学術分析実験室におけるクロムのグリーンでかつ安全な回収に対し,重要なステップを提供する。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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