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J-GLOBAL ID：201002294288241259   整理番号：10A0193901

アルコールを選択的に酸化するための製紙技術によるルテニウムを含むシート複合体の調製

Preparation of ruthenium-containing sheet composites using a papermaking technique for selective oxidation of alcohol

著者 (3件)： FUKAHORI Shuji (Paper Technol. Center, Ehime Inst. of Industrial Technol. Center, 127 Otsu Mendori-cho, Shikokuchuo-shi, Ehime ...) ,  MORIKAWA Masaaki (Paper Technol. Center, Ehime Inst. of Industrial Technol. Center, 127 Otsu Mendori-cho, Shikokuchuo-shi, Ehime ...) ,  NINOMIYA Jun-ichirou (Paper Technol. Center, Ehime Inst. of Industrial Technol. Center, 127 Otsu Mendori-cho, Shikokuchuo-shi, Ehime ...)
資料名： Chemical Engineering Journal  (Chemical Engineering Journal)
巻： 157  号： 2-3  ページ： 311-315  発行年： 2010年03月01日 
JST資料番号： D0723A  ISSN： 1385-8947  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ガラス繊維表面上にルテニウム(Ru)触媒を導入し,製紙技術によりRu-含有シート状複合体(本報中ではRuシートと記述した)を調製した。Ruはガラス繊維懸濁液中にRuCl₃水溶液を混合することで容易に導入され,強く付着され,繊維表面上に固定された。Ruシートは取扱いが容易であり,有機溶媒中の化学反応に使用するために充分に強固である。X線光電子分光法および原子吸光分析によればRuの付着は単なる吸着ではなく,イオン交換機構によった。ベンジルアルコールのアセトアルデヒドへの選択的酸化を触媒するためにRuシートの切れ端を使用したところ,市販のRu含有触媒粉末よりも高性能であった。多孔質なシート構造がシートの内部へのベンジルアルコールの有効な輸送を促し,高い触媒性能を結果するように見えた。よって,本Ruシートは現在入手できる代替材料と比較して,実用的便宜および高度の触媒活性を実証した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *複合体 ,  *調製 ,  *ガラス繊維 ,  イオン交換 ,  *ルテニウム ,  X線光電子分光法 ,  原子吸光分析 ,  触媒活性 ,  担持触媒 ,  脂肪族アルデヒド ,  アルコール ,  芳香族化合物

分類 (1件)： 触媒の調製  (CB06110P)

物質索引 (2件)： アセトアルデヒド ,  ベンジルアルコール

タイトルに関連する用語 (6件)： アルコール ,  酸化 ,  製紙 ,  ルテニウム ,  複合体 ,  調製