抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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PCN(Pre-congestion notification)とは,現在IETFのPCN WGで議論されているリアルタイム通信のQoS確保技術であり,パケットにマーキングをすることで輻輳を事前に検知,通知するものである。PCNではリンクごとに受付制御レートと強制切断レートの2つのレートが定義されており,それによりリンク帯域が3つの領域に分けられる。受付制御,強制切断といった制御はPCNトラヒックがこの3つの領域のどこに属するかによりなされる。しかしながらIPトンネリングの際にヘッダ情報がPCNにとって適切にコピーされるわけではないため,マーク有無の2状態しか割り当てられないという制約がある。既に1種類のマークでこのPCNの3状態を表現できる方式が提案されているが,この方式では強制切断の際,切断量がわからないため少量ずつ切断する必要性があり,過剰トラヒックがその少量の切断量よりも少ない場合には必要以上に切断してしまうという問題があった。本論では,1種類のマークでPCNの3状態を表現し,さらに切断量を計測できるマーク方式とそれに伴う切断方式を提案する。(著者抄録)