抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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世界は,植物バイオマスが草食動物にとって食べるに豊富である緑の場所か,あるいは草食動物が少ない食用植物を探すのにもがく厄介な場所か。この疑問への回答は広範な生態学と進化に関する質問に重要な結果をもたらす。Mooneyらは,本誌p1642~1644で,植物特性内の進化的交換条件が草食動物への反応と高次の栄養レベルに影響することを報告した。トウワタ16種を検討し,捕食者から植物バイオマスへのトップダウン効果は,植物抵抗性や草食動物とその外敵間の相互作用強度によって定まらず,むしろ植物生長戦略と被食抵抗性間の交換条件により定まることを示した。天敵誘引に影響する揮発性物質,特にセスキテルペンの差異は捕食者除去の効果と相関することを示唆した。より多くのセスキテルペンを産生するトウワタは植物バイオマスにより大きな差異を示した。栄養動力学と生化学的信号物質の統合はより深い視点を提供すると結論した。