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J-GLOBAL ID：201002294495521113   整理番号：10A0590385

高脂肪,ショ糖食はマウスの皮質骨の幾何学的と力学的特性を損なう

High-fat, sucrose diet impairs geometrical and mechanical properties of cortical bone in mice

著者 (5件)： LORINCZ Caeley (Univ. Calgary, AB, CAN) ,  REIMER Raylene A. (Univ. Calgary, AB, CAN) ,  BOYD Steven K. (Univ. Calgary, AB, CAN) ,  ZERNICKE Ronald F. (Univ. Calgary, AB, CAN) ,  ZERNICKE Ronald F. (Univ. Michigan, MI, USA)
資料名： British Journal of Nutrition  (British Journal of Nutrition)
巻： 103  号： 9  ページ： 1302-1308  発行年： 2010年05月14日 
JST資料番号： B0336A  ISSN： 0007-1145  CODEN： BJNUA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 高脂肪,ショ糖(HFS)食の消費がマウスの骨の幾何学的,力学的特性に与える影響について調べた。また,骨の代謝回転と恒常性の分子,生化学マーカーも組み合わせて調べた。雌のC57BL/6マウス(6週齢)を3週間のベースライン期後に2群に分け,HFS食群か低脂肪複合炭水化物(LFCC)食を10週間与えた。10週間後に血液試料を採取し,骨の代謝回転の生化学マーカー測定に用いた。脛骨は半分をリアルタイムPCR分析に残りの半分をマイクロコンピューター断層撮影法に用いた。体重と体脂肪%はHFS群で大きかった。血清の骨代謝回転の生化学マーカーの内,酒石酸抵抗性酸ホスファターゼのみLFCC群と比較してHFS群で有意に高かった。体重に関して調整した時,脛骨の形態(皮質厚,断面積,骨破断強度)がLFCC群と比較してHFS群で有意に損なわれた。同様に脛骨の構造もHFS群で有意に損なわれた。HFS群においてmRNA発現は核因子κB活性化受容体リガンドで上方制御され,シクロオキシゲナーゼ-2で増加傾向があった。以上の結果より,10週間のHFS食の摂食はマウスの皮質骨の幾何学的,力学的特性を損なうことを示した。

シソーラス用語： *高脂肪食 ,  *栄養制限食 ,  マウス ,  雌性 ,  *骨 ,  食餌効果 ,  骨代謝 ,  ターンオーバー ,  生体力学 ,  脛骨 ,  形態 ,  RANKL ,  mRNA ,  遺伝子発現 ,  シクロオキシゲナーゼ ,  PCR法 ,  X線CT ,  *皮質骨 ,  リアルタイムPCR法
準シソーラス用語： シクロオキシゲナーゼ2 ,  *高しょ糖食 ,  リアルタイムPCR ,  マイクロCT

分類 (2件)： 動物の代謝と栄養一般  (EJ02031R) ,  骨格系  (EJ10030R)

タイトルに関連する用語 (6件)： 脂肪 ,  ショ糖 ,  マウス ,  皮質骨 ,  幾何学 ,  力学的特性