抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,列車近傍圧力場の特性と低減対策方法について,特に沿線家屋が存在する領域を対象に理論,計算,実験の手法を組み合わせて検討した。はじめに,近傍圧力場を予測,検証するツールとして数値シミュレーションのプログラムと,縮尺模型実験装置を開発した。次に,近傍圧力場の特性についてはポテンシャル流れを用いて理論的に調べた。更に,近傍圧力場に与える地形の影響,遮蔽壁による近傍圧力場の低減対策について検討した。これらの検討の結果,遮蔽壁により近傍圧力場が低減するのは列車が誘起した流速を遮蔽壁が誘起した流速が弱めるためであることがわかり,低減のメカニズムを初めて理論的に説明することができた。さらに,遮蔽壁の低減効果は,壁の高さと観測点までの距離の比だけで表せるという重要な関係を数値計算結果から見出した。