抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
可燃物が引火すると可燃性ガスが蓄積しフラッシュオーバ後に十分発達した室内火災になるが,測定データを解析し建物内の可燃物熱発生率と火災の相関関係を調べた。フラッシュオーバが始まると適当に換気されれば,可燃物は十分発達した火災で完全に消費された。熱発生率は火災荷重密度より火災持続時間に依存するが,火災荷重密度と熱発生率の相関を推定できた。持続時間の計算式を示した。ガソリンを用いてフラッシュオーバを発生させ,小売店の十分発達した火災について四つの実物大試験を行った。ピーク熱発生率はそれぞれ3.6・2.4・4・3MW,持続時間は8~10minであった。火災荷重密度(MJ/m
2)と室内可燃物の最大正味熱発生率(MW)の関係をプロットし,相関係数が0.7534の相関関数を示し,その直線を当てはめた。この相関関数はテロなどの非事故火災の危害評価に役立つ。熱発生率は換気条件に大きく影響された。