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J-GLOBAL ID：201002294685248472   整理番号：10A0440121

溶媒殻の¹⁹⁵Pt化学シフトによる探査 Pt(II)及びPt(IV)アニオン性錯体の水溶液中での密度汎関数法を併用した分子動力学計算

Probing the Solvent Shell with ¹⁹⁵Pt Chemical Shifts: Density Functional Theory Molecular Dynamics Study of Pt^II and Pt^IV Anionic Complexes in Aqueous Solution

著者 (2件)： TRUFLANDIER Lionel A. (State Univ. New York, New York) ,  AUTSCHBACH Jochen (State Univ. New York, New York)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 132  号： 10  ページ： 3472-3483  発行年： 2010年03月17日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： アニオン性白金(II,IV)錯体の溶媒殻(内圏)に注目し,¹⁹⁵Pt核のNMR化学シフトについて,分子動力学計算(ab initio方式;密度汎関数法を併用)により検討した。[PtX₄]^2-と[PtX₆]^2-(X=Cl,Br,CN(後者だけ);五種類)の水溶液中での計算では,四面体型及び八面体型金属錯体周りには中間溶媒殻が存在し,化学シフト(核磁気遮蔽定数)に対して影響を及ぼす(溶媒効果;その程度は表面電荷密度に依存)。特に正方平面型の四配位錯体では,軸位に位置する水分子の存在が認められるが,その化学シフトへの影響は非常に小さい。配位構造的な最適化を行い,正方平面型錯体での水分子との相互作用の様相(H原子が配位したアニオン性配向とO原子が配位したイオン-双極子配向)及び化学シフトへの分子振動の関与についても考察した。

シソーラス用語： 媒質 ,  *溶媒効果 ,  白金錯体 ,  *NMR【磁気共鳴】 ,  *化学シフト ,  密度汎関数法 ,  分子動力学 ,  量子論 ,  クロロ錯体 ,  ブロモ錯体 ,  シアノ錯体 ,  四面体 ,  八面体 ,  核磁気遮蔽 ,  水分子 ,  分子構造 ,  分子振動
準シソーラス用語： ab initio分子動力学 ,  水溶媒 ,  配位構造 ,  *白金195NMR

分類 (2件)： 白金族元素の錯体  (CE01100E) ,  分子構造と性質の実験的研究  (CB01020I)

タイトルに関連する用語 (11件)： 溶媒 ,  殻 ,  化学シフト ,  探査 ,  Pt ,  アニオン性 ,  錯体 ,  水溶液 ,  密度汎関数法 ,  併用 ,  分子動力学計算