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J-GLOBAL ID：201002294714385506   整理番号：10A0277155

ネットワークの電力消費量を削減する省電力分散ルーティングプロトコル

Proposal on ECO-friendly Distributed Routing Protocol for Reducing Network Energy Consumption

著者 (3件)： 荒井大輔 (KDDI研究所) ,  堀賢治 (KDDI研究所) ,  吉原貴仁 (KDDI研究所)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 109  号： 411(IN2009 126-143)  ページ： 17-22  発行年： 2010年01月28日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： インターネットのトラヒック量増大に伴い,ルータやスイッチなどネットワーク機器による電力消費量が増加している。特にISP(Internet Service Provider)ネットワークに注目した場合,ルータによる電力消費量が大きく,その電力消費量を削減することは重要な課題となる。本論文では,ルータによる電力消費量を削減するため,OSPF(Open Shortest Path Fast)互換の省電力分散ルーティングプロトコルを新たに提案する。提案プロトコルは,時々刻々と変化するネットワークを流れるトラヒック量に応じ,ネットワーク構成を動的に変更する。具体的には,トラヒック量が減少する時間帯の場合,一部のルータのみでトラヒックを転送するよう構成を変更し,トラヒック転送に不要となったルータの電源を停止することで電力消費量を削減する。提案に基づくプロトコルエンティティを実装し,その実現性を確認する。また,69台のルータから構成される実際のISPネットワークの一部を提案プロトコルエンティティに置き換えた場合を例に,その省電力効果をシミュレーション評価し,電力消費量を最大で約7.4%削減すること示す。(著者抄録)

シソーラス用語： インターネット ,  プロトコル ,  経路選定 ,  *省エネルギー ,  電力消費 ,  供給者 ,  ルータ【通信】 ,  通信信号 ,  実現可能性 ,  データ転送 ,  計算機シミュレーション ,  性能評価 ,  分散管理 ,  通信操作
準シソーラス用語： IPネットワーク ,  *ルーティングプロトコル ,  省電力 ,  ISP【インターネット】 ,  IPルータ ,  OSPF ,  通信トラヒック

分類 (1件)： 計算機網  (JC03000K)

引用文献 (12件)：

• 経済産業省. グリーンITイニシアティブ. http://www.meti.go.jp/press/20071207005/03_G_IT_ini.pdf
• GUPTA, M. Greening of the Internet. Proc. of the ACM SIGCOMM, 2003. 2003, 19-26
• BALIGA, J. Energy Consumption of the Internet. COIN-ACOFT, 2007. 2007
• BALIGA, J. Photonic Switching and Energy Bottleneck. Proc. of Photonics in Switching, 2007. 2007, 125-126
• IEEE 802.3 Energy Efficient Ethernet Study Group. http://ieee802.org/3/eee_study/index.html

タイトルに関連する用語 (3件)： 電力消費量 ,  省電力 ,  ルーティングプロトコル