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J-GLOBAL ID：201002294763735865   整理番号：10A0460502

不確かさが1×10^-16である⁸⁷Sr光格子時計を用いたフェルミ粒子間衝突の精密測定

Precision Measurement of Fermionic Collisions Using an ⁸⁷Sr Optical Lattice Clock With 1×10^-16 Inaccuracy

著者 (9件)： SWALLOWS Matthew D. (Univ. Colorado, CO) ,  CAMPBELL Gretchen K. (Univ. Colorado, CO) ,  LUDLOW Andrew D. (National Inst. Standards and Technol., CO) ,  BOYD Martin M. (AOSense, Inc., CA) ,  THOMSEN Jan W. (Niels Bohr Inst., Copenhagen, DNK) ,  MARTIN Michael J. (Univ. Colorado, CO) ,  BLATT Sebastian (Univ. Colorado, CO) ,  NICHOLSON Travis L. (Univ. Colorado, CO) ,  YE Jun (Univ. Colorado, CO)
資料名： IEEE Transactions on Ultrasonics, Ferroelectrics, and Frequency Control  (IEEE Transactions on Ultrasonics, Ferroelectrics, and Frequency Control)
巻： 57  号： 3  ページ： 574-582  発行年： 2010年03月 
JST資料番号： H0369A  ISSN： 0885-3010  CODEN： ITUCER  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 10^-16オーダの周波数不確かさレベルである標記のストロンチウム光周波数標準における最近の進捗状況について述べた。この周波数測定における不確かさを注意深く調べた結果,克服すべき2つの主要因があることがわかった。1つは室温黒体放射によって誘起される周波数シフトであり,最近この寄与を低減できる測定法および実験法を提案し報告した。2つ目はフェルミ粒子間の衝突による周波数シフトであり,高精密測定により密度依存性周波数シフトが無視できないことが明確となった。これについては極低温粒子とすることに加えてパウリの原理を用いることにより周波数シフトを大幅に抑圧できることを実験的に確認した。黒体放射誘起の周波数シフトが提案通りに抑圧できれば,不確かさレベルが10^-17オーダの新しいマイルストーンが築かれることになる。

シソーラス用語： 精密測定 ,  *標準 ,  *原子時計 ,  フェルミオン ,  *周波数測定 ,  不確実性 ,  周波数シフト ,  密度依存性 ,  黒体放射
準シソーラス用語： Fermi粒子 ,  光格子時計 ,  *周波数標準 ,  不確かさ ,  粒子衝突

分類 (2件)： 波形,周波数,波長,位相の計測法・機器  (AD07040Y) ,  単位,標準,標準器,定数  (AD03000E)

タイトルに関連する用語 (5件)： 不確かさ ,  光格子時計 ,  フェルミ粒子 ,  衝突 ,  精密測定