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J-GLOBAL ID：201002294911171860   整理番号：10A1126922

異なる酸化反応機構を持つ燃料の組み合わせによるHCCI燃焼の運転範囲拡大

HCCI Combustion Using Two Fuels with Different Oxidation Mechanisms

著者 (4件)： 金野満 (茨城大 工) ,  松澤聡 (茨城大 大学院理工学研究科) ,  飛田直樹 (茨城大 大学院理工学研究科) ,  佐藤良祐 (茨城大 大学院理工学研究科)
資料名： 日本機械学会論文集 B編  (Transactions of the Japan Society of Mechanical Engineers. Series B)
巻： 76  号： 770  ページ： 1607-1613  発行年： 2010年10月25日 
JST資料番号： F0036B  ISSN： 0387-5016  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： トルエンとDMEの混合燃料を用いると単一燃料に比べてHCCIの安定運転範囲が高負荷側に大きく拡大することを実験的に示すとともに,詳細素反応モデルを用いた数値解析によりそのメカニズムを明らかにした。トルエン単体では反応が進行しない低温度でもDMEの低温酸化反応に伴うOH供給によりトルエンの酸化が進行し,この温度域ではOH供給によって酸化反応は完全に制御されるので穏やかな熱発生となる。その後温度上昇に応じて段階的に反応が進むことで酸化反応の暴走が抑制され,さらにトルエンによるOH消費によりDMEの低温酸化反応が抑制されて発熱の主体が膨張行程に移行することと相まって急激な圧力上昇が抑制される。(著者抄録)

シソーラス用語： 酸化 ,  *予混合燃焼 ,  数値解析 ,  *反応機構 ,  シミュレーションモデル ,  エーテル ,  脂肪族化合物 ,  アルキルベンゼン
準シソーラス用語： *HCCI燃焼 ,  酸化反応 ,  *酸化反応機構 ,  詳細素反応モデル ,  低温酸化反応 ,  反応モデル

分類 (2件)： 圧縮点火機関  (PB02030N) ,  高分子の分解,劣化  (CG03010A)

物質索引 (2件)： ジメチルエーテル ,  トルエン

引用文献 (8件)：

• KONNO, M. Compression Ignition Mechanisms of Methane/DME Composite Fuel. Proceedings of Mechanical Engineering Congress (MECJ-03). 2003, III, 119-120
• KONNO, M. Ignition Mechanisms of HCCI Combustion Process Fueled with Methane/DME Composite Fuel. 2005, 1-13
• SAKAI, Y. Can Dual-fuel Strategy Extend Operation Ranges of HCCI Enhines?. Proceedings of JSAE, 2009. 2009, 13-18
• SATO, S. Basic Research on the Suitable Fuel for HCCI Engine From the Viewpoint of Chemical Reaction. 2005, 13-18
• SHIBATA, G. Dual Phase High Temperature Heat Release Combustion. 2008, 1-12

タイトルに関連する用語 (5件)： 酸化反応 ,  燃料 ,  組み合わせ ,  HCCI燃焼 ,  拡大