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J-GLOBAL ID：201002295101649680   整理番号：10A0959415

胚乳が変異した硬いオオムギサンプルおよび粉吹きオオムギサンプル間の構造上の相違点

Constitutive differences between steely and mealy barley samples associated with endosperm modification

著者 (4件)： FERRARI Barbara (Genomics Res. Centre, Fiorenzuola d’Arda (PC), ITA) ,  BARONCHELLI Marina (Genomics Res. Centre, Fiorenzuola d’Arda (PC), ITA) ,  STANCA Antonio M (Univ. Modena and Reggio Emilia, Reggio Emilia, ITA) ,  GIANINETTI Alberto (Genomics Res. Centre, Fiorenzuola d’Arda (PC), ITA)
資料名： Journal of the Science of Food and Agriculture  (Journal of the Science of Food and Agriculture)
巻： 90  号： 12  ページ： 2105-2113  発行年： 2010年09月 
JST資料番号： C0351A  ISSN： 0022-5142  CODEN： JSFAAE  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： オオムギ穀粒の発芽では,胚乳細胞壁の分解および内部の蛋白質基質の部分消化が澱粉粒を澱粉分解酵素に接近させるために必要な段階であると報告されている。これらの現象が発芽中に発生する胚乳中での物理および化学的変異の主な原因であり,それによりすり潰した場合に澱粉が分解しやすくなることも報告されている。麦芽製造時には大部分が硬いオオムギは胚乳に不均一な物理および化学的変異を時々示す。硬さおよび胚乳の変異間の関連性を検討するために発芽品質が異なっているScarlett種の2種類のオオムギを分析した。ここでは,胚乳が変異した硬いオオムギサンプルおよび粉吹きオオムギサンプル間の構造上の相違点について検討した。実験の結果,非常に硬い場合はScarlett種オオムギの穀粒中に高濃度のCホルデインと関連していることが分かった。Cホルデインは透水性を良くして大分子(FITC-D)にする役割があり,硬いオオムギでは変異が遅いことが仮説されている。FITC-Dで試験した胚乳の大分子への浸透は硬い試料の細胞壁浸透と綿密な関連性があったが,粉吹き試料とは関連性はないことが分かった。

シソーラス用語： *製麦 ,  *オオムギ ,  胚乳 ,  発芽 ,  *植物生理 ,  *種子タンパク質 ,  デキストラン ,  SDS-PAGE ,  栽培品種
準シソーラス用語： FITC-デキストラン ,  Scarlett種オオムギ ,  ホルデイン ,  *麦芽製造

分類 (2件)： 麦  (FC03033M) ,  植物の生化学  (EH01050J)

タイトルに関連する用語 (6件)： 胚乳 ,  変異 ,  オオムギ ,  サンプル ,  粉 ,  相違