抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,製品の使用途中で発生する顧客苦情について,企業本位に行われる苦情処理の様相を特徴化するとともに,企業ブランドを育てる要素として,顧客本位の視点で行う苦情処理活動の重要性について検討した。これまでブランディングは,製品実現の過程を対象とするものが多かったが,アフターサービスまで活動を広げるべきである。本稿では,企業本意の姿勢で行われている顧客苦情処理活動について,顧客本位のブランディング・アプローチを行い,苦情処理展開(CID)の概念を提示した。CIDは,言語データを掘り下げて,言語データに内在する情報を探る方法である。本稿では,CIDの手法の概念について紹介する。CIDをブランディングの一環として捉え,企業が行う苦情処理過程に利用することで,企業と顧客の円滑な連環活動が可能になり,企業ブランドの育成がはかれる。