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J-GLOBAL ID：201002295195687709   整理番号：10A0579521

沖縄本島北部における人為インパクトの立地環境への影響-予報-

著者 (5件)： 大貫靖浩 (森林総合研 九州支所) ,  釣田竜也 (森林総合研 九州支所) ,  生沢均 (沖縄県森林資源研究セ) ,  今田益敬 (沖縄県森林資源研究セ) ,  清水晃 (森林総合研 九州支所)
資料名： 九州森林研究  (Kyushu Journal of Forest Research)
号： 63  ページ： 118-120  発行年： 2010年03月31日 
JST資料番号： L2396A  ISSN： 1347-0779  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 沖縄本島北部地域は亜熱帯島しょ特有の森林生態系を持ち,希少な野生生物種が数多く生育している。一方で同県の林学の中心地で木材の生産拠点や温暖化防止の森林吸収源としての積極的な森林施業の推進が求められている。自然環境保全と木材資源の利用活用の両立を図る一環として,筆者らは2008年度から各種森林施業等インパクトが林床被覆や土壌水分へ及ぼす影響度について調査を開始した。本報は人為インパクトの影響があまり認められていない天然林や二次林の立地環境,土壌水分状態について報告した。無降雨期間には地表面からの蒸発と根による吸収が組み合わさって土壌の乾燥が進むものと考えられる。天然林,二次林ともに黄色土が分布しており,土壌水分張力は尾根部ほど高く,乾燥傾向が高かった。施業が入った場合,日射量の増大等によって乾燥が進行する可能性が高かった。今後は林内気象観測データとの組合わせにて林内環境の総合的評価を行う計画である。

シソーラス用語： *環境影響 ,  *林産資源 ,  環境保全 ,  林床植物 ,  *土壌含水量 ,  天然林 ,  二次林 ,  立地 ,  作業 ,  降雨 ,  地表面 ,  蒸発 ,  根 ,  吸水 ,  協同現象 ,  張力 ,  地形要素 ,  日射量 ,  気象観測 ,  測定データ ,  *土地被覆 ,  環境 ,  地域 ,  沖縄県
準シソーラス用語： 黄色土 ,  沖縄本島北部 ,  森林環境 ,  *森林施業 ,  土壌乾燥 ,  土壌水分張力 ,  尾根 ,  無降雨期間 ,  *木材資源利用 ,  *立地環境 ,  林床

分類 (2件)： 森林経営・経理  (FF01030I) ,  森林生物学一般  (FF02010T)

引用文献 (2件)：

• Ohnuki, Y. et al.(1998) Japanese Journal of Forest Environment 40: 17-25.
• 大貫靖浩ほか (1998) 森林立地40: 67-74.

タイトルに関連する用語 (4件)： 沖縄本島 ,  インパクト ,  立地環境 ,  予報