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J-GLOBAL ID：201002295309838516   整理番号：10A0440916

酸化鉄粉体の酸化還元反応を使用した炭素鉄鉱石コンポジットの反応性の向上

Enhancement of Reactivity of Carbon Iron Ore Composite Using Redox Reaction of Iron Oxide Powder

著者 (4件)： WATANABE Kentaro (Inst. of Multidisciplinary Res. for Advanced Materials, Tohoku Univ.) ,  UEDA Shigeru (Inst. of Multidisciplinary Res. for Advanced Materials, Tohoku Univ.) ,  INOUE Ryo (Inst. of Multidisciplinary Res. for Advanced Materials, Tohoku Univ.) ,  ARIYAMA Tatsuro (Inst. of Multidisciplinary Res. for Advanced Materials, Tohoku Univ.)
資料名： ISIJ International (Iron and Steel Institute of Japan)  (ISIJ International (Iron and Steel Institute of Japan))
巻： 50  号： 4  ページ： 524-530 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： F0100A  ISSN： 0915-1559  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 高炉用装入物の反応性増大により,熱貯蔵帯温度と銑鉄製造のための還元剤を減少することができる。炭素鉄鉱石コンポジットは高い反応性装入物の候補と考えられる。炭素反応性増加により,炭素鉄鉱石コンポジットの反応性が改良できる。鉄のレドックス反応は炭素のガス化反応を強化し,したがって,鉄に補助されて炭素は炭素鉄鉱石コンポジットの反応を加速することは知られている。本研究では,サブミクロン酸化鉄粉末と微粉鉄鉱石で被覆されたバイオマスチャーより成る新設計の炭素鉄鉱石コンポジットを還元速度の改良のために提案した。サブミクロン酸化鉄粉体は,一般に,製鉄所での鋼板の酸洗廃液を流動層バイ焼で製造することができる。これらを直接炭素に付着させたサブミクロン酸化鉄粉体は,触媒として炭素のガス化反応速度の増大に作用する。バイオマスチャー炭素鉄鉱石コンポジットへのサブミクロン酸化鉄粉体の添加により反応性が強化されることを確認した。一方,コークスへの酸化鉄粉体の添加は効果的でなかった。バイオマスチャーの炭素鉄鉱石コンポジット中の微粉鉄鉱石を小率の酸化鉄粉体で代替するとコンポジットの反応性は著しく改良された。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 反応性 ,  還元剤 ,  酸化還元反応 ,  鉄鉱石 ,  *チャー ,  バイオマス ,  *高炉操業 ,  炉内現象 ,  粉鉱
準シソーラス用語： *コンポジット ,  レドックス反応 ,  *還元反応

分類 (2件)： 鉄鉱石  (WD01032B) ,  鉱石の熱処理  (UA07110L)

引用文献 (11件)：

• 1) T. Ariyama, R. Murai, J. Ishii and M. Sato: ISIJ Int., 45 (2005), 1371.
• 2) S. Nomura, H. Kitaguchi, K. Yamaguchi and M. Naito: ISIJ Int., 47 (2007), 245.
• 3) A. Kasai, M. Naito, Y. Matsui and Y. Yamagata: Tetsu-to-Hagané, 89 (2003), 1212.
• 4) Y. Matsui, M. Sawayama, A. Kasai, Y. Yamagata and F. Noma: ISIJ Int., 43 (2003), 1904.
• 5) F. Meng, Y. Iguchi and S. Hayashi: Tetsu-to-Hagané, 63 (2002), 479.

タイトルに関連する用語 (6件)： 酸化鉄粉 ,  酸化還元反応 ,  炭素 ,  鉄鉱石 ,  コンポジット ,  反応性